慶應大発のOUI Inc.がサービス大賞を受賞し眼科医療革命へ

OUI Inc.が第5回「日本サービス大賞」で優秀賞を受賞

慶應義塾大学医学部にルーツを持つベンチャー企業、OUI Inc.が、第5回「日本サービス大賞」において革新的なサービスとして優秀賞を受賞しました。このアワードは、公益財団法人日本生産性本部サービス産業生産性協議会（SPRING）が主催し、毎年多くの優れたサービスが評価されます。今回は768件の中から33件が表彰され、その中にOUI Inc.の「Smart Eye Cameraを活用した新眼科診療モデルによる失明の撲滅」が選ばれました。

授賞式の様子

12月9日、東京都内で開催された授賞式では、OUI Inc.の代表が受賞の喜びを語りました。評価されたポイントとして特にトピックとなっているのは、遠隔眼科診療を可能にするスマホアタッチメント型医療機器の「Smart Eye Camera」です。この機器は、眼科診療における地理的な制約を解消し、医療アクセスが困難な地域にいる患者に新たな可能性を提供します。

新眼科診療モデルの革新性

OUI Inc.の取り組みは、眼科医療に対するアプローチを根本から変えるものです。自社開発の「Smart Eye Camera」により、眼科医療が必要な地域を包括的に網羅する新たなモデルが生まれました。具体的には、「プラスアイドクター」という遠隔読影サービスと企業訪問型検診「モバイルアイスキャン」を通じて、非眼科医が撮影した画像を遠隔の眼科医が診断しています。この連携により、医療が届きにくい地域に対する眼科医療の提供が可能になりました。

地域への影響と未来の展望

日本国内の過疎地や離島のみならず、世界中の眼科医療のアクセスが困難な地域においても、患者に適切な医療を提供することへの期待が寄せられています。今回の受賞は、OUI Inc.の挑戦の成果であり、今後も予防可能な失明や視覚障害を克服するための努力が続けられるでしょう。企業の理念である「医療を成長させる」のもと、OUI Inc.はさらなる革新に向けて前進していくことが求められています。