イトーキが手掛けた両備システムズ東京本社の革新的空間デザイン

イトーキによる両備システムズ東京本社の空間デザイン

株式会社イトーキは、2024年4月に竣工予定の「株式会社両備システムズ東京本社」の空間デザインを手掛けました。最新のデザインコンセプト「CROSSOVER」を基に、オフィス環境の新たな可能性を引き出す試みがなされています。これにより、社員が職場で身近な環境を選びやすくし、Well-beingを考慮に入れたデザインが実現されました。

デザインの特徴

今回のプロジェクトは、岡山本社の増床計画に基づいて設定された2030年を見据えたニューノーマルオフィスのコンセプトを踏襲しています。具体的には、居抜きビルを活用し、廃棄物削減を目指している点が挙げられます。衣類のアップサイクル素材の利用や、天然・リサイクル素材を多く取り入れたデザインが特徴で、環境への配慮を意識した職場作りを進めています。

オフィスの詳細

新たに竣工されるオフィスは、東京都港区に位置し、面積は2,257平米で約180人が同時に作業できるワークポイントが設置されています。このプロジェクトでは、デザインを通じて企業の価値をさらに高めることを目指しており、現在の働き方が多様化する中での働く環境の重要性を再認識しています。

ITOKI WORK-Style Design

イトーキでは、デザインギャラリーサイト「ITOKI WORK-Style Design」を2023年12月に開設しました。このサイトでは、空間デザインの先端事例を紹介し、企業としての価値を高めるための働く環境の見直しが、社員の生産性やエンゲージメント向上に寄与することを示しています。サイトのテーマは「Realize（気づく）」であり、企業の理念を具体化するオフィス作りや、社員が心地よく感じる職場環境を実現するためのヒントを提供しています。

イトーキの役割

1880年創業のイトーキは、『明日の「働く」を、デザインする。』というミッションの下で、オフィス環境のトータルデザインを行っています。オフィス家具の製造・販売を基盤に、空間デザイン、働き方コンサルティング、オフィスデータ分析など、あらゆる側面から企業のニーズに応えています。今後も、ハイブリッドワークが進化する中で、外部デザイナーやパートナー企業との連携を重視しつつ、新しいワークスタイルの提案を続けていくことでしょう。

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