公共交通オープンデータで地方創生!「公共交通オープンデータチャレンジ2024」開催
公共交通オープンデータ協議会と国土交通省は、2024年7月16日から「公共交通オープンデータチャレンジ2024 ~ powered by Project LINKS~」を開催することを発表しました。本チャレンジは、公共交通オープンデータや国土交通省のオープンデータを活用したアプリケーションコンテストで、賞金総額300万円となっています。
本チャレンジは、国土交通省が推進する「Project LINKS」と連携し、全国の公共交通事業者から提供されるデータや国土交通省のオープンデータなどを一般の開発者に公開。それらを活用したアプリケーションを開発し、応募いただくコンテストです。
過去最大規模のデータ提供でイノベーション創出を目指す
本チャレンジでは、東日本旅客鉄道株式会社や東京都交通局など、23社の鉄道事業者、69社の路線バス事業者、223組織のコミュニティバス、22組織のフェリー事業者、5社の航空・空港関係事業者、2社のシェアサイクル事業者など、過去最大規模の事業者からデータ提供が予定されています。
すでにオープンデータとして公開されているデータに加え、本チャレンジ限定で公開されるデータも用意されています。さらに、公共交通分野の国際的な標準データフォーマットであるGTFS形式のデータも、多数公開される予定です。
地方活性化や社会課題解決を目指したアプリ開発を募集
本チャレンジでは、公共交通オープンデータを含めた様々なデータを活用し、地方の社会課題解決や新たなデータ活用につながるアプリケーションやサービスを募集します。
応募には、公共交通オープンデータ協議会が運営する「公共交通オープンデータセンター」への登録が必要です。登録後、開発者サイトから、本チャレンジ限定で公開されるデータを含む、様々なデータを取得し、アプリケーション開発を進めることができます。完成した作品は、同サイトから応募できます。
審査基準と表彰
審査は、社会課題解決への寄与、オープンデータ活用におけるインパクト、技術的な完成度、UI/UX面の完成度などを基準に行われます。賞金総額300万円に加え、協賛組織からの特別賞も予定されています。
本チャレンジは、公共交通分野のDXを加速させ、地方創生や社会課題解決に貢献する革新的なアプリケーション開発を促進することを目的としています。
公共交通オープンデータチャレンジ2024概要
コンテスト実施期間: 2024年7月16日(火)~ 2025年3月14日(金)
応募期間: 2024年10月1日(火)~ 2025年1月17日(金)
最終審査会・表彰式: 2025年2月15日(土)
募集内容: 公共交通オープンデータなどを活用した地方での課題解決や新しいデータの利活用につながるアプリケーションやサービス
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コンテストWebサイトURL: https://challenge2024.odpt.org/
公共交通オープンデータ協議会について
公共交通オープンデータ協議会は、公共交通事業者やICT事業者など、130団体で構成される産官学連携の協議会です。鉄道、バス、航空、フェリー、シェアサイクルの分野において、公共交通関連データのオープン化に向けた活動を推進しています。2019年5月からは、様々な交通機関のデータをワンストップで提供する「公共交通オープンデータセンター」の運用を開始しています。
Project LINKSについて
Project LINKSは、国土交通省が2024年から開始した分野横断的なDX推進プロジェクトです。国土交通省が保有する様々な行政情報を、LLM技術を用いたデータ構築基盤「LINKS Veda」を用いてデータとして再構築し、データに基づく政策立案や新たなビジネス創出を目指しています。
参加方法
本チャレンジへの参加には、公共交通オープンデータセンターへの登録が必要です。詳細については、コンテストWebサイトをご確認ください。
まとめ
「公共交通オープンデータチャレンジ2024」は、公共交通オープンデータの活用を通じて、地方創生や社会課題解決に貢献するイノベーションを創出する取り組みです。開発者の方は、ぜひ本チャレンジにご参加ください。