NBIホールディングスが伊豆下賀茂温泉の旅館を取得、地方創生を推進

NBIホールディングスが伊豆下賀茂温泉の旅館を取得し地域活性化を目指す

株式会社NBIホールディングスは、子会社を通じて伊豆下賀茂温泉にある「花のおもてなし南楽」を取得しました。この旅館は、伊豆エリアの中でも特に自家源泉に恵まれており、毎分200リットルを超える量の温泉が湧き出ています。全客室は50㎡以上の広さを有しており、ゆったりとした滞在が楽しめる環境を整えています。

当社は「MACHIづくり共創会社」として、地方創生や地域活性化をテーマにした投資事業を展開しています。本物件の取得は、その一環として位置付けられています。地域の魅力を最大限に引き出し、より価値を高めるために、不動産有効利用を推進する予定です。

取得物件の概要

「花のおもてなし南楽」は、静岡県賀茂郡南伊豆町に位置し、敷地面積は4,955㎡（約1,498坪）。全39室を完備した旅館で、大浴場や露天風呂、レストラン、ラウンジといった付帯設備も充実しています。

アクセスも良好で、東京から特急・踊り子号で約2時間半で到着可能。伊豆急下田駅からはバスで約15分で、車利用の場合は東名高速道路東京用賀ICから約3時間で到達できます。このロケーションは多くの観光客に利用される魅力的な環境です。

地域の活性化を目指す

NBIホールディングスは、この旅館の運営を見直した上で、一部の改装工事を計画しています。この改装を通じて、地域の特色を活かしつつ、訪れる人々にとって心地良い空間を提供することを目指しています。さらに、地域資源を存分に活用し、新たな事業機会の創出に取り組む意向です。

本件に関連した投資の拡大も計画されています。2025年4月から全国のホテルや旅館への投資を始める予定で、目標投資金額は当初の200億円から300億円に増額される見込みです。これにより、国内の機関投資家や金融機関と連携し、地域経済の活性化を図る考えです。

経営者のビジョン

代表取締役の金谷隆行は、日本の地域資源には大きな可能性があると考えています。しかしながら、大都市圏との格差や人口減少など、様々な社会的課題が存在します。こうした課題に対して、手を差し伸べる企業として地域の活性化を目指したいという思いがあります。

今回の取り組みを通して、地方の持つ魅力を再発見し、地域創生の一助となるよう、さまざまな施策を展開していく所存です。将来的には、日本全体を豊かにする一助となることを心から願っています。

このような多角的アプローチにより、株式会社NBIホールディングスはこれからも地方創生の最前線で活躍し続けていくことでしょう。