外国籍社員向け日本語研修がもたらす新たな出会いと成長
大阪市北区にある株式会社ロイヤルホテルでは、グループホテルで勤務する外国籍社員を対象に、毎月1回の日本語研修を実施しています。この取り組みは、2023年9月から始まりました。その目的は、敬語の習得だけでなく、日本の文化や季節の行事についての理解を深めることです。そして、これがロイヤルホテルの接遇能力の向上につながることを期待しています。
本研修では、社内資格を持つ社員が講師を務め、接客で利用する会話を教材として使います。受講者は、お客様役とスタッフ役に分かれてロールプレイを行い、実践的に敬語を学びます。この方法は、受講者が実際の接客場面を想定しながら学んでいるため、非常に効果的です。また、日本文化に親しむために書道や茶道などの体験もプログラムに組み込まれており、参加者は日本の伝統文化を直接体験できます。
研修担当者は、「美しい言葉遣いは非常に重要なサービスの一部です。日本の伝統行事に触れる機会が多いホテル業界では、日本の文化やしきたりについての知識を身につけることでお客様に適切な声掛けを行えるようにしてほしい」とコメントしています。このような環境は、母国から離れて働く外国籍社員にとっても貴重な体験となります。
受講者たちは研修を通じて、「学んだことが実際の接客に役立ち、自信が持てるようになった」「この研修がきっかけで、同僚との交流が増え、居場所ができた」といった感想を寄せています。研修は、外国籍社員が孤立感を感じず、仲間との絆を深める手助けにもなっています。
ロイヤルホテルが目指すのは、多様な人材が安心して働ける成長の場を提供し、より良いおもてなしを実現することです。特に「人を、地域を、日本を、世界を、あたたかい心で満たしていこう」という企業理念を掲げ、様々な活動を通じてこのパーパスを実現すべく努力しています。
次に、研修カリキュラムについて具体的にご紹介しましょう。以下のような内容が含まれています:
- - 接客に特化した敬語の学習(提案、お願い、断り、電話対応など)
- - 漢字の読み書きの指導
- - 外部講師を招いての書道や茶道体験
- - 俳句作りなど、日本文化の体験を通じた学び
- - 伝統行事の意味合いや由来を理解する時間
特に注目すべきは、「俳句づくり」です。受講者たちが作成した俳句は、リーガロイヤルホテル大阪の従業員スペースで展示されており、他のスタッフも自由に読むことができます。このような取り組みが、交流を促し、社内のコミュニケーションを活性化するのです。
ロイヤルホテルは、1935年に大阪政財界の要望に応じて設立された「新大阪ホテル」に端を発し、以来、多くの国賓や国内外のお客様を迎え、感動と満足を提供し続けてきました。2025年には創業90周年を迎える予定で、多様性を尊重しながら持続可能な社会の実現に貢献しています。
今後もロイヤルホテルは、日本語研修を通じて外国籍社員の成長や文化理解に寄与し、良い接遇を提供するための努力を続けていくことでしょう。