法務における新たな学びの形へ、実務に役立つ動画講座
2023年10月2日、株式会社LegalOn Technologiesがリリースしたオンライン法務学習支援サービス「Legal Learning」が注目を集めています。このサービスは、弁護士が判例を15分程度で解説する動画講座を新たに追加し、法務担当者に向けた実践的な学びの場を提供しています。
「判例解説」講座の目的とは?
「Legal Learning」の特徴である「判例解説」講座は、実務で求められる法知識を短時間で吸収できることを目的としています。法務担当者は日々、事業部からの法務相談や契約書の審査・作成に時間を費やしていますが、専門的な法知識を理解するのは簡単ではありません。判例を深く理解することは、法的見解の根拠を提供する上で不可欠です。
しかし、判例の内容を読み解くには多くの時間と知識が必要であり、法務業務が逼迫する原因ともなっています。新しい動画講座を通じて、弁護士がわかりやすく解説することで、法務担当者は効率的に知識を吸収し、その後の実務に生かせることが期待されています。
具体的な講座内容
現時点でリリースされている動画には、以下の内容が含まれています。
・権利濫用の禁止(大判昭和10年10月5日判決民集14巻1965号)
・秘密保持契約における「秘密情報」の該当性(参考:大阪地裁令和5年8月24日)
これらの内容は、実際のケーススタディとして法務の実務に役立つ情報を提供します。
コンテンツがもたらす影響
「判例解説」講座がもたらす影響は計り知れません。法務担当者は、与えられた課題に対する回答を速やかに行うことで、業務全体の効率化が図れます。また、学習後に理解度を確認できるテスト機能や、リマインド機能も備えているため、効果的な学びのサポートが充実しています。
LegalOn Technologiesのビジョン
株式会社LegalOn Technologiesは「法とテクノロジーの力で、安心して前進できる社会を創る。」というビジョンのもと、2017年に設立されました。法務に関するソフトウェアを開発し、法的知見とAIを融合させた革新的なプラットフォーム「LegalOn Cloud」など、多様なサービスを展開しています。
今後も「Legal Learning」は、新しい法務動画講座を追加していく予定です。法務の際に必要となる知識を、短時間で効率的に学べるこの新しいサービスは、企業における法務部門の教育体制の一環としても非常に重要な役割を果たすことでしょう。