日本テレビ放送網株式会社は、縦型ショートドラマでZ世代から圧倒的な支持を集める株式会社GOKKOとの資本業務提携を発表しました。
日本テレビグループは、中期経営計画において「コンテンツ中心主義」を掲げ、知的財産(IP)コンテンツの開発や育成に力を入れています。その中でも、スマートフォンやSNSに最適化された縦型ショート動画に注力しており、2023年からGOKKOと共同で日本テレビの縦型ショートドラマアカウント「毎日はにかむ僕たちは。」を運営しています。
このアカウントは、Z世代の約3人に1人が認知しており、約4人に1人が視聴する人気アカウントに成長しました。平均再生数350万回、総再生回数10億回以上を記録し、TikTok上半期トレンド大賞2024でのノミネートやショードラアワードでバズり賞を受賞するなど、大きな注目を集めています。
今回の資本業務提携により、GOKKOが持つZ世代の感覚に合わせたクリエイティブ制作力とアカウントブランディングに関する知見・ノウハウと、日本テレビが培ってきた地上波や配信事業での経験を融合させることで、地上波や配信ドラマを絡めたZ世代向けメディアミックスコンテンツを創出し、世界中の感動総量を増やしていくことを目指します。
本件は、投資検討段階から社会的インパクトの測定・マネジメントを行う「インパクト投資」の日本テレビ第2号案件でもあります。GOKKOは若いクリエイターの育成や新たなキャリア形成の選択肢を提供しており、投資検討時のインパクト・デューデリジェンスを通して「日本のドラマクリエイターが憧れの職業になる」を長期的な目標に掲げています。
GOKKOは、2021年5月に結成された「日常で忘れがちな小さな愛」をテーマにWEBREEN(
1)を作り続けているクリエイター集団です。脚本、撮影、編集、投稿、マーケティング、視聴データの分析から改善まで、全て自社内で行い、これまでに制作・投稿した動画は1,200本、累計再生数は40億回(2024年6月時点)を突破しました。
再生数、フォロー数、いいね数においてショートドラマカテゴリーで日本No.1(2)を獲得するなど、これからの時代のドラマ表現のあり方を世の中に提示し続けているクリエイター集団として注目されています。
(
1) 縦型動画プラットフォームにおける新たなジャンル。従来の横型でのドラマ表現とは異なり、スピード感のある展開などが特徴。
(2) GOKKOによる各SNSのAPI集計調べ。2024年6月時点。