生協が共同で進める意見交換会、持続可能な農業の実現に向けて

生協が共同で進める意見交換会、持続可能な農業実現へ

2025年3月27日、東京都の衆議院第二議員会館にて、生活クラブ事業連合やその他五つの生協が共同で「食料・農業・農村基本計画」に関する意見交換会を開催します。この会議は、国が新たに示す農業や食料に関する基本計画に対して、消費者団体からの意見を直接届ける貴重な機会であり、持続可能な農業を実現するための一歩となるでしょう。

背景と目的

近年、食料や農業を取り巻く環境は変化を続けています。昨年6月には「食料・農業・農村基本法」が改正され、それに基づく新しい基本計画が現在着々と策定されています。この計画の策定にあたり、大切なのは農業者だけでなく、私たち消費者の意見も重要です。

この意見交換会では、消費者と生産者が協力し、意見をまとめて農林水産省や国会議員に届けることが目的とされています。六つの生協はそれぞれの組合員や生産者の声を集め、持続可能な農業の実現へとつなげていくため、積極的に意見を表明します。

イベントの詳細情報

意見交換会は、実際に集まって参加する形式とオンライン（ZOOM）での参加が可能なハイブリッド形式です。以下は、イベントの日時やプログラムの概要です。

- 日時: 2025年3月27日（木）14:00～17:00
- 主なプログラム:

- 主催団体からの提言発表
- 農林水産省からの回答
- 国会議員による提言の紹介と今後の取り組み
- ６生協の組合員及び生産者からの発言

このイベントは無料で参加可能ですが、会場に参加希望の方は事前の申し込みが必要です。オンライン参加の方は、指定の登録フォームから申し込むと、イベント前日に必要な情報がメールで送られます。

生活クラブの活動について

生活クラブは、日本の各地に約42万人の組合員を持つ団体で、生協の活動を通じて持続可能な生活スタイルを広めています。また、地域における福祉活動や環境に配慮した事業展開にも力を入れており、社会全体での循環や共生を推進する「ローカルSDGs」の活動が特色です。このような活動を通じて、食料だけでなくエネルギーや福祉の自給を追求し、サステイナブルな社会の構築を目指しています。

最後に

農業と食の未来を見据えたこの意見交換会は、私たち消費者が持つ重要な意見を反映させることができる貴重な機会です。新しい基本計画に向けた意見を持ち寄り、持続可能な農業実現に向けた議論を深めることが求められています。皆さんもぜひ、参加して自分の意見を発信しましょう！

詳細な申し込み情報や会場へのアクセスについては、生活クラブの公式ウェブサイトで確認できます。