株式会社マイナビ、全社員8,000名を対象にデジタル学習プログラムを開始
株式会社マイナビ(東京都千代田区)は、全社員約8,000名を対象に、2025年7月より『デジタルポータブルスキル学習プログラム』の導入を発表しました。この取り組みは、ITやAIを日常的に活用する能力を社員一人一人に育むことを目的としています。
プログラムの背景
急速に進展するデジタル変革(DX)の中で、すべてのビジネスパーソンがITやAIを業務に取り入れることが求められています。経済産業省の示す「デジタルスキル標準」でも、全社員がDXに対する理解と関心を持つ重要性が記されています。このような時代背景を受けて、マイナビは『デジタルポータブルスキル』を定義し、職種に関係なく業務の効率化と生産性向上に寄与するデジタルツールの有効活用を目指しています。
プログラムの実施概要
本プログラムは、以下のような多様な学習機会を提供する予定です。
- - イントロダクションコンテンツ: IT・DXの基本をE-Learning形式で学習し、主体的に学び続けるためのマインドセットを促します。
- - 理解度チェックコンテンツ: 定期的にデジタルスキルのレベルを可視化し、適切な学習素材の選択をサポートします。
- - 基礎学習コンテンツ (E-Learning): Officeやタスク管理ツールの基礎的な使い方を学びます。また、生成AIの基本操作法も習得します。
- - 実践学習コンテンツ: 動画プラットフォームを活用した実践的な学びの場を提供し、アウトプットを伴う実践的なスキルを身に付けます。特に、AI実践コンテンツでは、著名な専門家を講師として招き、集中的な研修を行う予定です。
プログラムの特徴
このプログラムは個人の成長を促進するだけでなく、チームや組織単位での変革も推進します。社員のデジタルスキルや課題に個別に対応したコンテンツの提案や、全体でのAI・IT活用を進める環境設計が行われます。また、基礎から実践まで段階的にスキルを習得できる機会を提供し、学び続ける文化の醸成を狙います。
経営陣のコメント
人事企画本部の責任者は、デジタル技術の業務への活用が生産性向上に寄与することを強調し、このプログラムを通じて新たな価値創出を期待しています。さらに、デジタルテクノロジー戦略本部の責任者も、急速な技術革新がもたらす変化に柔軟に対応できるよう、社員が高いレベルでデジタルツールを使いこなすことが企業の成長に必要不可欠であると述べています。
このように、マイナビのデジタルポータブルスキル学習プログラムは、全社員が未来のビジネス環境においてしっかりとした基盤を持ち、新たな可能性を切り開くことができるようサポートします。