Tele2、Comverse技術採用
2008-11-20 19:42:23
Tele2、ヨーロッパ市場におけるマルチメディアサービス強化でComverse社の技術を採用
Tele2、Comverseの技術でヨーロッパ市場のマルチメディア戦略を強化
ヨーロッパを代表する通信事業者Tele2が、マルチメディアメッセージングサービスとコンテンツ配信基盤の強化に向けて、Comverse社のMMSC(マルチメディアメッセージングサービスセンター)とMobile Internet Gatewayを採用したと発表しました。この戦略的提携により、Tele2はヨーロッパ全土の2400万人を超える顧客へのサービス向上を目指します。
なぜComverseを選んだのか?
Tele2がComverseの技術を選定した主な理由は、その包括的なMMSC環境にあります。ComverseのMMSCは、複数のモバイルオペレーターが共通のインフラストラクチャを共有しながら、アプリケーションのカスタマイズによって差別化されたサービスを提供できる柔軟性を備えています。
特に注目すべきは、MVNO(仮想移動体通信事業者)への対応です。MVNO向けに最適化されたComverseのシステムは、サーバーの利用効率を向上させ、柔軟性を高め、Tele2のような多国籍企業の多様なニーズにも的確に対応できる点が評価されました。
サービス拡大への期待
Comverse MMSCの導入により、MMS(マルチメディアメッセージングサービス)の活用範囲が大きく広がります。企業によるコンテンツ配信はもちろん、個人間のコンテンツ共有も促進され、新たなコミュニケーションの可能性を切り開くでしょう。
さらに、Comverse Mobile Internet Gatewayは、急増するモバイルデータトラフィックの効率的な管理を実現します。高度なデータ管理サービスを提供することで、オペレーターは一元化されたアクセス管理やユーザー管理などの機能を活用し、サービス品質の向上と運用効率の最適化を図ることが可能です。
新時代のMMSプラットフォーム
ComverseのグループプレジデントであるDror Bin氏は、今回の導入について次のようにコメントしています。「Comverse MMSCとMobile Internet Gatewayは、音楽、ビデオ、ゲーム、モバイルショッピングなど、次世代のモバイルサービスを提供するための基盤強化に大きく貢献します。コンバースは新世代MMSプラットフォームのリーディングカンパニーとして、数多くの導入実績でその技術力を証明してきました。」
Comverse社について
Comverseは、ネットワークベースのメッセージングやコンテンツサービス、統合課金システム、IP通信ソフトウェアなどを提供するグローバル企業です。世界130カ国以上、500社以上の通信事業者にソリューションを提供し、収益向上、顧客ロイヤルティ向上、経営効率向上に貢献しています。
まとめ
Tele2によるComverse技術の採用は、ヨーロッパにおけるマルチメディアサービスの進化を加速させる重要な一歩となるでしょう。今後、音楽や動画配信といった新たなサービスの展開が期待され、顧客体験の更なる向上に繋がるものと期待されます。この提携は、MVNO市場の活性化にも貢献し、競争の激化するモバイル業界において、Tele2の競争優位性を強化する役割を果たすでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社日本コンバース
- 住所
- 東京都新宿区西新宿1-21-1明宝ビル8F
- 電話番号
-
03-5324-9111