上田義彦氏のキュレーションによるロロ・ピアーナ銀座店のフォトエキシビジョン開催

新しい銀座店の魅力

2020年6月1日、銀座中央通りに新たにオープンしたロロ・ピアーナ銀座店。この店は、建築家青木淳氏のデザインによる、視覚的なインパクトが際立つ建物です。4フロアからなるこの店舗の1階から3階は買い物が楽しめるフロアで、オーダーメイドのアイテムを扱うVIPルームは4階に設けられています。

このVIPルームは、文化的なイベントを定期的に開催し、お客様との交流の場としても機能しています。新たな文化とファッションの融合の象徴となる場所です。今回は、その第一弾として、フォトエキシビジョン「Touch of Summer」が登場しました。

上田義彦氏の独自の視点

今回の展示は、著名な写真家上田義彦氏によるキュレーションです。上田氏は、ロロ・ピアーナとの御縁を経て、彼の代表作「林檎の木」のシリーズが同社の発行する「Loro Piana Journal」に掲載されました。この作品は、イタリアのクアローナにあるロロ・ピアーナのファクトリーに存在する、樹齢100年の林檎の木にインスパイアされています。その木は、ピエトロ・ロロ・ピアーナ氏の心温まる思いから植えられ、今も従業員誰もがその実を楽しむことができます。

上田氏の作品は、井上氏の夏の思い出や感覚を表現するもので、彼の目に映る夏の情景を観客に伝えることを目的としています。彼が選んだ作品は、夏を感じさせる多様な記憶にあふれています。

アーティストたちとのトークセッション

エキシビジョンの開催を記念し、上田氏と一緒に展示作品を出品したアーティストたちとのトークセッションも行われました。参加したのは、大森のぞみ氏、リリンキョク氏、山口梓沙氏、平岡尚子氏の4名です。

- 大森のぞみ氏のコメント：彼女は葉山の海辺で夏をテーマに撮影し、その作品には「祈り」という深い思いが込められています。写真を通して、その場の感覚を伝えたいと話していました。

- リリンキョク氏のコメント：雨上がりに撮影した彼の作品は、静けさと生命力を描写しており、独特な視点が感じられました。

- 山口梓沙氏のコメント：普段の生活の中で見過ごされがちな景色を捉え、視覚的な発見を写真に落とし込むことに努めています。

- 平岡尚子氏のコメント：水辺で友人の美しい瞬間を切り取った作品は、夏の日差しの中での繊細な感覚を表現しています。

写真は言葉を超えて心に訴えかけるものであり、上田氏はそれぞれの作品に込められた感情や思いを巧みに引き出しています。このトークセッションでは、アーティストたちの制作背景や作品への思いも聴くことができ、深い理解を得る貴重な機会となりました。

開催情報

「Touch of Summer」は、2020年7月23日から8月16日までロロ・ピアーナ銀座店の4階で開催される予定です。銀座店は、ファッションだけでなく、文化的な交流の場としても進化し続けています。

今後も、このようなイベントが実現することで、ロロ・ピアーナの新たな魅力を発見できることでしょう。ぜひ足を運んで、その雰囲気を体感してみてはいかがでしょうか？