マッシュスタイルラボとGRLの訴訟決着
東京のファッションブランド、マッシュスタイルラボが通販サイトGRLを運営するアートデコ社との長期にわたる法廷闘争を終結させ、約3億円の和解金を得たことが明らかになりました。この訴訟は、GRLが当社の商品デザインを無断で模倣していたことに対して提起されたもので、模倣品の根絶に向けた重要な一歩となります。
和解条件の詳細
今回の和解では、アートデコ社がマッシュスタイルラボに対し、以下の条件で合意しました。
1.
和解金の支払い: アートデコ社が総額3億円をマッシュスタイルラボに支払う。
2.
対象商品の販売中止と廃棄: 訴訟の対象となった17商品について、アートデコ社は販売を中止し、在庫の廃棄等を行う。
3.
未来の模倣行為の禁止: アートデコ社は今後、マッシュスタイルラボの商品デザインを模倣しないことを約束する。
訴訟の背景
マッシュスタイルラボは、気品あふれる女性向けファッションブランド「SNIDEL」や「FRAY I.D」、リリーブラウンの展開で知られていますが、2015年にGRLのサイトで自社商品に酷似した模倣品が販売されたことを最初に認識し、法的措置を講じました。この時、店舗の代表取締役の逮捕や模倣品の押収といった結果を得て、ブランド価値を守るための初の判例を築きました。
その後、アートデコ社との間での合意書に基づき模倣を防ぐ約束が交わされましたが、2022年以降、再び模倣品が流通している実態が明らかとなり、さらなる措置を検討せざるを得ませんでした。これにより、同社に対して31商品の販売中止を求めるも、一部は条件を受け入れる一方、全商品の販売を続ける姿勢がみられました。
裁判所の判断
知的財産高等裁判所での審理後、一部の商品が模倣に該当しない可能性があるとの判断がなされたものの、選定された17商品全てについて損害賠償額の算定が進められました。これは非常に重要な局面であり、和解に応じて速やかな問題解決を図ることとなりました。
ブランドに対する確固たる姿勢
マッシュスタイルラボは自社ブランドの独自性と創造性を守ることを最も重視しており、模倣品に対する厳格な姿勢を持ち続けております。模倣品がもたらす問題は権利侵害に留まらず、信頼を守るための重要な要素です。
この和解がファッション業界全体における知的財産の重要性を再認識させ、公正な競争環境の維持に寄与することを期待しています。
未来への展望
今後もマッシュスタイルラボは、ブランドの価値を維持・向上させるために、知的財産を適切に保護し、公正な取引環境を築くことに尽力していく方針です。お客様にとっても安心して商品を購入できる環境を提供できるよう、引き続き努力してまいります。
この訴訟の結果を通じて、ファッション業界の創造性と公正性が守られることを強く願っています。