発達障がい者支援講演会での講演内容
2024年12月12日、松山市の総合福祉センターにて、スターティアウィル株式会社の飯田和一シニアアドバイザーが「発達障がい者支援講演会」で講演を行いました。この講演会は、松山市・社会福祉法人松山市社会福祉協議会の主催で、松山市の企業や団体から31名が集まりました。飯田氏は、障がい者雇用における高い定着率を達成しているスターティアウィルの取り組みを紹介し、発達障がい者の雇用状況や職場定着支援の重要性について語りました。
講演のテーマと内容
講演のテーマは「障がい者雇用90%の定着率企業が語る発達障がい者雇用の現状と上手な職場定着支援について」です。飯田氏は、スターティアウィルが障がい者オフィスの運営を始めてから10年以上を経て、どのようにして雇用継続率90%を維持しているのか、その具体的な手法についてお話ししました。
スターティアウィルは、精神障がい者を中心に雇用し、書類や文書のデータ化、BPO業務を担っており、精神的な不安定さから離職率が高いという課題に対して、独自の雇用管理体制を構築しています。その結果、2011年から今日まで高い定着率を保ち続けています。
セミナーで得られた反響
講演後のアンケート結果によると、参加者の86.2%が「満足」と回答し、好意的なフィードバックが寄せられました。参加者からは、採用のプロセスや環境づくりの重要性、体調管理の方法について具体的な知識を得られたとの声がありました。特に「会社担当者に手間をかけさせないためには、適した人材を採用することが重要」との指摘が印象に残ったという意見が目立ちました。
飯田氏のプロフィール
飯田和一氏は、1961年生まれで、大学卒業後に教育業界で20年以上の経験を積んだ後、スターティアに入社。人事総務業務を経て、障がい者オフィスの管理に従事し、特例子会社設立後は代表取締役を務めました。現在はシニアアドバイザーとして、障がい者雇用促進活動に尽力しています。
スターティアウィルの実績
スターティアウィルは、障がい者雇用において高い評価を得ており、今後もハローワークや支援機関との連携を通じて障がい者雇用の促進に努めていく方針です。企業向けの雇用ノウハウを伝えるセミナーを80回以上開催しており、2024年4月には新たに障がい者向けの就労移行支援事業所「ウィルチャレンジ」を設立予定です。
このような取り組みを通じて、スターティアウィルは障がい者の雇用を推進し、社会に貢献していくことを目指しています。