JustCoの成長戦略
2022-09-16 14:03:50
シンガポール発のコワーキングスペースJustCoが日本市場で成長戦略を発表
アジア最大手のコワーキングスペースJustCo、成長戦略を発表
シンガポール発の「JustCo」は、アジア・太平洋地域で大規模なシェアオフィスとコワーキングスペースを展開する企業です。日本国内でもその存在感を示し、今後の成長戦略を記者説明会で発表しました。日時は2022年9月13日、場所は渋谷のヒカリエ33階で行われました。この説明会には、JustCoの創業メンバーでCCOのKong Wan Long氏とカントリーマネージャーの鈴木省吾氏が登壇し、日本におけるビジネス展開について詳細を述べました。
JustCoの特徴
JustCoは、アジア・太平洋地域の主要10都市で40以上の拠点を持ち、約10万人以上の会員を抱える企業です。日本においては、渋谷ヒカリエをはじめとする、駅直結型の利便性の高いビルにプレミアムなコワーキングスペースを提供しています。多様な企業、特にスタートアップやグローバル企業が利用しており、ビジネスの拡大に貢献しています。
新店オープン予定
同社は今後、新宿ミライナタワー(11月オープン予定)やグラントーキョーサウスタワー(2023年2月オープン予定)に新たな拠点を開設する計画があるとのことです。これにより、さらに多くの企業のニーズに応えられる体制を構築することを目指しています。
商品が開発され、リモートワークやハイブリッド型ワークスタイルが主流となる中、従来のオフィス賃貸市場は変化しなければなりません。最近の動向では、フレキシブルオフィスの需要が増加していることが分かります。鈴木マネージャーは「我々の出店戦略の一環として、高機能かつ利便性をいかしたオフィス環境の提供を続けていく」と述べ、自社のコワーキングスペースが社員のモチベーション向上や人材確保に寄与すると話しました。
市場の位置づけ
日本におけるフレキシブルオフィスの供給は、他国と比べてまだまだ少なく、特に東京23区でさえも全体の供給に対する割合は1.6%に過ぎません。これに着目したJustCoは、理想的なフレキシブルオフィスを追求し、新たなワークスタイルを提供し続けることで成長の機会を確保したいとしています。実際、現在の「JustCo 渋谷ヒカリエ」の稼働率は9割を超え、利用者の満足度が高いことも伺えます。
創業者の思い
Kong Wan Long氏は、「オフィスはインスピレーションを与える空間であるべき」との理念を掲げ、JustCoを設立した経緯や成長過程を振り返りました。これからも、グローバルな視野でオフィス環境を進化させ、社員の働き方改革に貢献していく所存です。リモート及びハイブリッド型の働き方が一般的になる中で、企業のオフィス運営に対する考え方も変わり、フレキシブルオフィスの需要は今後も急増すると予想されます。
まとめ
JustCoは、アジア市場におけるリーディングカンパニーとして、リモートワークの普及に伴う新たなライフスタイルにマッチした施設を急速に拡大しています。既存のオフィス市場が進化する中、JustCoの拡大戦略を通じて、さらなる成長を遂げることが期待されています。
会社情報
- 会社名
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JustCo DK Japan 株式会社
- 住所
- 東京都港区港南 2-16-1
- 電話番号
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