「hide kasugaグループ」の中核企業である「株式会社hide kasuga 1896」が、八十二銀行と長野県内金融機関からの第三者割当増資を実施し、2024年6月に資金調達を完了しました。調達した資金は、環境調和型ブランド「hide k 1896 | トランスウッド」の開発、人材採用、広報活動などに充当されます。
「hide kasugaグループ」は、2012年の創業以来、サーキュラーエコノミーの構築を目指し、研究開発からマーケティングまでを一貫して行う循環型事業を展開しています。同グループが運営する「hide k 1896」は、環境調和型ブランドとして、循環性の高い素材と最終製品の開発・販売を行っています。
2023年から販売を開始した「トランスウッド」は、木由来素材とバイオマス樹脂を組み合わせた複合材で、プラスチックの削減と高いリサイクル性を実現しています。自動車や建物の内装材、電気製品の筐体など、様々な分野での活用が期待されており、需要が急拡大しています。
「hide kasuga 1896」は、今回の増資を機に、「トランスウッド」の開発とマーケティングを積極的に推進し、サーキュラーエコノミーの実現に向けた取り組みを加速させていきます。
八十二インベストメントは、気候変動や資源・エネルギー需要の増加に対する解決策として、サーキュラーエコノミーの重要性を認識し、「hide kasugaグループ」の取り組みを高く評価しています。信州スタートアップ・承継支援投資事業有限責任組合は、「hide kasugaグループ」が持つ独自の技術や知見が、長野県経済だけでなく、世界に大きなインパクトを与える可能性があると判断し、今回の投資に至りました。
「hide kasugaグループ」は、今後も環境負荷の低減と持続可能な社会の実現に貢献していくために、革新的な技術開発と事業展開を続けていく予定です。