ifm efector新製品の紹介
2024年9月、ifm efector株式会社が新たに発売する温度測定ソリューションが注目を集めています。それが、表面実装温度センサ「TSMシリーズ」とハイジェニック・産業アプリケーション用温度センサ変換プラグ「TPシリーズ」です。
これらの製品は、相互に組み合わせて使用することで、非常に高精度な温度測定と衛生管理を実現します。TSMシリーズは高精度な測温抵抗体(Pt1000)を採用しており、その特長としては高速応答性能が挙げられます。この特性により、リアルタイムでの温度監視が可能になり、迅速な対応が求められる状況でも的確に温度を把握できます。
一方、TPシリーズはプラグ形状で簡単に接続できるため、手間をかけずに温度測定システムを構築できます。このデジタル変換機能は、ハイジェニック設計が施されているため、特に衛生管理が求められる食品製造や医薬品製造の現場での使用に適しています。
機能とメリット
両シリーズは、以下のような特長を持っています。
- クランプオン式で取り付けが簡単、低コストで実現可能
- ハイジェニック仕様で、徹底した洗浄プロセスに最適
- 高速応答と高精度で、プロセス状況を簡単に見える化
- 作業場でのプロセス監視が容易に行える
- 精密な分解能を誇り、0.01Kの温度制御が可能
- アナログ出力、スイッチング出力に加え、IO-Link通信に対応
- ハイジェニック用ステンレスボディで耐久性も確保
- 幅広い測定温度範囲(-100~600 ℃)をカバー
このように、両シリーズを組み合わせることで、高精度でありながら衛生的な温度測定を実現し、設置コストや労力を大幅に削減することが可能になります。特にTPシリーズのIO-Link対応により、既存のアナログシステムをデジタル化することで、効率的かつ正確なデータ管理と分析が行えるため、業務の効率化に寄与します。
価格と販売計画
ifm efectorは、2025年までにTSMシリーズの年間販売目標を1,000個、TPシリーズの年間販売目標も1,000個として設定しています。TSMシリーズは18,800円(税別)、TPシリーズは19,100円(税別)で提供されます。
詳しい情報は以下のリンクからもご覧いただけます。
この新しい温度測定ソリューションが、今後の業界スタンダードになることが期待されます。