SEEDS LINK OSAKA・KANSAI 新アドバイザー就任
大阪府から受託運営されている「SEEDS LINK OSAKA・KANSAI」は、研究者の社会実装を支援するワンストップ窓口として、さらなる強化を発表しました。この度、新たに5名のアドバイザーが就任し、全体で計9名の専門家ネットワークを形成。これにより、幅広い分野や課題に対応可能となりました。社会実装の促進に向け、大学や研究機関と連携し、さまざまなイベントやワークショップの準備が進められています。
SEEDS LINKの目的
「SEEDS LINK」は、研究成果を社会に展開したい研究者に対し、適切な専門家や支援メニューを紹介することを主な目的としたサービスです。このサービスは、大阪府が実施する「先端技術等に特化したスタートアップ育成支援事業」の一環として運営されています。研究者が抱える課題を解決するための架け橋となることを目指しています。
新たなアドバイザーの紹介
新しく就任したアドバイザーは、以下の方々です:
大阪大学の先導的学際機構で創薬サイエンス部門の教授を務める河野氏は、20年以上にわたり創薬研究と国際的な臨床開発に携わった経験を持つ専門家です。ライフサイエンス領域の起業支援に積極的に関わってきました。
AIやIoT、ロボット技術に詳しい山本氏は、通信企業での事業開発の経験を活かし、スタートアップ支援に尽力しています。社会実装を促進するための産官学連携にリーダーシップを発揮しています。
ツクリエのインキュベーションマネージャーである伊東氏は、宇宙開発における研究開発を通じて社会実装の知見を持っています。ドローン産業の発展にも関与しています。
知的財産や技術的な法律問題を専門に扱う弁護士として、スタートアップ企業の日常的な法律相談に対応しています。技術をビジネスに変えるためのサポートを提供。
理系出身の弁護士であり、企業法務に特化した支援を行う多良氏は、法務と技術を結びつける役割を担っています。
今後の展望
SEEDS LINK OSAKAでは、アドバイザーの支援を強化し、研究者が必要とするさまざまなサポートを提供する体制を整えています。研究者とアドバイザーが直接交流できるイベントや、具体的な社会実装プロセスを学べるワークショップが企画されています。これにより、研究者は実装に向けた具体的なステップを学び、さらなる発展を図ることができます。
地域イノベーションに向けた技術シーズの発掘や新たなアドバイザーの追加も進められ、支援体制はますます充実しています。今後も、研究成果が実社会で活用されるための取り組みが加速することが期待されています。
連絡先
運営団体であるSEEDS LINKは、株式会社ツクリエが担当し、大阪市内に拠点を置いています。具体的な問い合わせ先は公式サイトに記載されており、興味のある方はぜひ訪問してみてください。この新しい支援システムが、研究者たちの未来を形作る一助となることを願っています。