スターシーズと日本エネルギーが手を組み、蓄電所開発を本格化

企業提携の新たな展開

2023年、スターシーズ株式会社と日本エネルギー総合システム株式会社が系統用蓄電所の開発に関する業務提携契約を結びました。この提携によって、両社は再生可能エネルギーの普及と電力系統の安定化を図ることを目指しています。

業務提携の概要

提携により、スターシーズが持つ系統用蓄電所の開発や建設、保守管理などの業務を日本エネルギーが担います。具体的には、2027年度までに全国で50カ所、合計出力100MW、蓄電池容量換算で約400MWh規模の蓄電所を開発・建設していく計画です。加えて、両社の提携に伴い、2025年に発表された上海ロベステックエナジー社との業務提携も踏まえ、同社製の蓄電池を使用することも決定しています。

提携の背景

日本が2050年までにカーボンニュートラルを達成するためには、エネルギー供給の安定化が不可欠です。同時に、再生可能エネルギーの導入を拡大することが求められています。それに伴い、電力系統の「調整力」を確保することが重要な課題となっています。この問題をクリアするため、日本エネルギー総合システムは、社内で一貫した体制を整え、系統用蓄電所の用地確保から設置、保守管理までを行うことにしました。この取り組みによって、長期的な運用を支え、国内における再生可能エネルギーの普及と安定化に寄与できると考えています。

未来への取組み

今後、両社は提携を通じて、持続可能な社会の実現に貢献していくことを目指しています。再生可能エネルギーの導入拡大に向けて、新たな努力が始まるのです。その中で、スターシーズと日本エネルギーは、国のカーボンニュートラル政策を支える重要な役割を果たしていくことになります。

この提携が成功することで、日本の電力業界に一石を投じ、持続可能なエネルギー社会へと近づくことでしょう。