中川信夫特集上映
2025-04-15 13:21:19

映画監督 中川信夫の生誕120年特集上映が開催されます

映画監督 中川信夫の生誕120年特集上映



国立映画アーカイブでは、映画監督中川信夫の生誕120年を記念した特集上映「生誕120年 映画監督 中川信夫」が2025年5月13日(火)から7月6日(日)まで開催されます。

中川信夫(1905-1984)は、社会の状況や個々の境遇に縛られず、自由を求める人間の性とその悲しみを描いた映画作品を多く残した監督です。彼の作品の中には、ユーモアを駆使した演出や独自の視点が見られ、彼の映画は今もなお観客を魅了し続けています。本特集では、彼の助監督時代の作品から、テレビ映画を含む過去最大規模の回顧展として計59本を上映します。特に、酒豆忌実行委員会と国際放映株式会社の協力で実現したこの企画は、彼の映画人生を総合的に振り返る機会となります。

中川信夫が描く多彩な作品世界


特集の見どころは、事実上の彼の代表作ともいえる『懷古二十五年 草に祈る』(1930)や、初のトーキー映画である『修羅八荒 終篇』(1936)、さらには彼の遺作となる『怪異談 生きてゐる小平次』(1981)を含む多彩なプログラムです。特に後者は、彼が13年ぶりに手がけた劇映画でもあり、その上映機会は限られているため、ぜひ観賞していただきたい作品です。

また、特集の予定には、おそらく彼が得意としたジャンルである「怪談映画」を超えた多様な作品が含まれており、観客に新たな視点を提供します。中川監督は、喜劇映画や時代劇、社会派ドラマに至るまで多岐にわたる作品を手掛けてきました。そのため、多様性に満ちた彼の作品世界を堪能できるこの機会は絶好のチャンスです。

特集のハイライト


本特集で上映される作品の中には、ニュープリントで初公開されるものも多数あります。特に『東海道四谷怪談』(1959)のニュープリントは、画面全体を「赤」で染める特殊効果を再現したもので、視覚的なインパクトがあります。他にも、エノケンとのコラボレーションによる喜劇映画や、大衆受けする娯楽性に富む作品が並びます。

詳細情報


この特集は国立映画アーカイブの長瀬記念ホールOZU(2階)で開催され、月曜日が休館日となります。中川信夫の映画作品を大スクリーンで観ることができる貴重な機会ですので、ぜひ足を運んでみてください。上映作品の詳細やチケット情報については、国立映画アーカイブの公式ホームページ(https://www.nfaj.go.jp/film-program/nobuo-nakagawa202505/)をご確認ください。


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会社情報

会社名
文化庁
住所
京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番4
電話番号
075-451-4111

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