近年、企業の社会貢献活動として注目を集める「メセナ」。この言葉はフランス語の「mécénat」から派生し、企業が芸術や文化に対して支援を行うことを指します。日本では1991年に設立された「メセナアワード」があり、企業のメセナ活動を評価し、表彰しています。この度、東京都港区において企業メセナ協議会が主催する「メセナアワード2024」の贈呈式が開催されます。
メセナアワード2024 贈呈式の概要
日にちは2024年11月26日火曜日、時間は午後3時から午後5時まで。会場は南青山のスパイラルホールです。この式典では、今年度の受賞者として選ばれた6件の活動が紹介され、「メセナ大賞」1件と「優秀賞」5件の発表が行われます。
今年の受賞活動は、昨年度の「This is MECENAT 2023」に認定された175件の中から選ばれました。各受賞者は、芸術文化の振興に寄与した活動を通じて持続可能な社会作りに貢献しています。贈呈式当日は、各社・団体の代表者による受賞活動のプレゼンテーションがあり、その後、企業メセナ協議会の理事長である夏坂真澄氏が登壇し、表彰状とトロフィーを授与します。
受賞者の紹介
「メセナ大賞」に輝くのは、カトーレック株式会社の加藤英輔社長です。彼のリーダーシップの下、企業の芸術活動がいかに地域社会に貢献しているかが評価されました。
優秀賞には以下の団体が選ばれています:
- - 大分県信用組合は、地域密着型で美術の裾野を広げる活動を行っています。理事長の𠮷野一彦様がその代表を務めます。
- - 花王株式会社は、絵画を通じて世界の子どもたちの環境意識を高める活動を推進しており、執行役員の村田真実様が登壇します。
- - 公益財団法人鹿島美術財団は、日本の芸術をボストン美術館との協業で伝承する取り組みを行っています。事務局長の山下真一郎様が紹介します。
- - 公益財団法人クマ財団では、次世代アーティストのために自由な資金と交流の場を提供する活動を行い、馬場功淳様がその成果を披露します。
- - 公益財団法人ニッセイ文化振興財団は、子どもたちと舞台芸術との出会いの機会を提供し続けている鬼頭誠司氏がリーダーシップを取っています。
贈呈式の配信
贈呈式はYouTubeでライブ配信される予定です。視聴を希望される方は、事前にURLまたはQRコードを通じてアクセス可能です。 Live配信は14:50から開始されるので、多くの方々にご覧いただける機会です。
最後に
「メセナアワード」は、企業による文化支援の重要性を再認識させる機会でもあります。これまでに246件の優れた活動が表彰されており、今後も日本の芸術文化の振興に貢献する企業が増えることが期待されます。全ての受賞者が新たな社会づくりに寄与し、豊かな文化を形成するための一助となることを願っています。