2024年のテーブルウェア新作展、江戸切子の頂点が決定！

江戸切子の新たな息吹、2024年のテーブルウェア新作展

2024年9月6日から8日にかけて、東京の東急プラザ銀座で開催される「藤巻百貨店テーブルウェア展」。このイベントでは、日々の暮らしを豊かにする江戸切子をテーマにしたコンテスト「第4回テーブルウェア新作展」が行われます。江戸切子の魅力を伝えるイベントとして、ますます注目を集めています。

テーブルウェア新作展について

この展覧会は、昨年からはさらに多様なエントリークラスが設けられ、参加職人たちは日常使いを意識した江戸切子の新たな作品を発表します。その目標は、江戸切子の伝統を守りながらも、現代のライフスタイルに溶け込む新たなデザインの提案です。

出品されるアイテムは、ロックグラスやタンブラー、ぐい呑み、お皿など、誰もが日常的に使用できるアイテムが中心です。審査は、一般の皆様によるWEB投票や、江戸切子職人、藤巻百貨店のバイヤーが参加し、それぞれの視点から優れた作品を選定します。

テーブルウェア賞の発表

先日、ついにグランプリ受賞作品が発表されました。以下がそれぞれのクラスでの受賞作品です。

- 【リッチクラス】グランプリ：矢野瑞季の「みなも」

矢野さんは愛媛県出身の若手職人で、東京ガラス工芸研究所を卒業後、清水硝子に入社しました。

- 【プレミアムクラス】グランプリ：細小路圭の「銀杏」

職人歴17年の細小路さんは、日本の伝統工芸士に認定される実力派です。

- 【ゴージャスクラス】グランプリ：山田のゆりの「光輝」

山田さんもまた、17年の経験を持ち、賢才のある若手作家として注目を集めています。

さらに、準グランプリ作品も発表され、各クラスごとに優れた作品が際立っています。

特別賞の受賞者

また、今年の展覧会では、「江戸切子職人賞」や「ファン投票賞」、さらに「新人賞」も設けられ、職人たちの多様な才能が評価されました。

- 江戸切子職人賞：

- リッチクラス：矢野瑞季の「みなも」
- プレミアムクラス：細小路圭の「銀杏」
- ゴージャスクラス：山王丸まゆみの「飛翔」

- ファン投票賞：

- リッチクラス：浅野真吾の「水明」
- プレミアムクラス：吉川太郎の「フリーグラス『恋衣』」
- ゴージャスクラス：松井文孝の「ADAMAS」

- 新人賞：松井文孝の「ADAMAS」

来場者にとっての魅力

「藤巻百貨店テーブルウェア展」では、出品された作品を実際に手に取り、職人たちとの直接の対話を通して、その技術や情熱を感じることができます。これにより、来場者は江戸切子の深い世界に触れ、職人たちの想いを理解することができるでしょう。

開催場所としては、東急プラザ銀座の特設スペースと、藤巻百貨店の銀座店がメイン会場となっています。
日程はあらかじめ予定があり、時間帯も11:00から21:00（最終日は18:00まで）と多くの方が訪れやすいスケジュールとなっています。

江戸切子の魅力

江戸切子は江戸時代後期に始まり、様々な技術が進化を遂げてきました。伝統的な紋様は、現代の職人たちによって新たな解釈を与えられ、ますます魅力的な作品が生まれています。江戸切子の歴史や技術を知ることで、さらにその価値を実感することができ、魅了されることでしょう。

江戸切子の美しさと使い勝手の良さを兼ね備えた作品が集まるこのイベントは、モノ創りの素晴らしさを再確認する良い機会です。ぜひ、秋の訪れを感じながら江戸切子の魅力を感じに来てはいかがでしょうか。