新エリア『パンタナール』がオープン
神戸どうぶつ王国は、2025年4月25日(金)に様々な動植物が共存する新エリア『パンタナール~パンタナール~』を公開しました。この新しいエリアは、昨年誕生した「カピバラたちの湿原~Pantanal~」がさらに拡張されたもので、このエリアの開園は当初の計画から早くも実現した形と言えます。
南米の湿地帯を再現した環境
『パンタナール』は、ブラジルに存在する世界最大の湿地帯を模した場所です。このエリアには、大小さまざまなヤシの木やシマトネリコといった高木が植えられ、ブラジルの国花である「イペー」や南米に自生している「セローム」なども加わり、まるで本物のパンタナール湿原にいるかのような雰囲気を醸し出しています。
この新エリアでは、アメリカバクやカピバラ、さらに西日本で唯一見ることができるアザラアグーチなど、多様な動物たちが共に暮らしている様子を観察できます。他の動物たちとともに生き生きと過ごす姿を通じて、自然の素晴らしさと生態系の大切さを感じることができます。
パンタナール湿原の魅力
パンタナールは、南アメリカの中央部に広がる湿地帯で、雨季には広大な湖のように水が満ち、乾季には多様な景観が広がります。この地では、生物多様性が保たれ、多くの動物が生息しています。
しかし、この生態系は森林破壊や農地開発、気候変動によって脅かされています。特に、森林火災は生態系に深刻な影響を及ぼしています。このような状況の中、神戸どうぶつ王国では新エリア『パンタナール』を通じて、豊かな自然とその現状を知ってもらうことを目的としています。
動物たちの顔ぶれ
- - アメリカバク: ウォータホールの近くで水浴びをする姿を見ることができるかもしれません。
- - コンゴウインコ: 色鮮やかな羽を持ち、目を引く存在。
- - カピバラ: おっとりとした雰囲気で、池の中を泳ぐ姿が愛らしい。
- - クビワペッカリー: 南米特有の豚の仲間で、興味深い行動を見せます。
- - アザラアグーチ: 日本ではここだけで見られる珍しいネズミの仲間。
- - アカアシガメ: マイペースな動きが特徴のカメ。
これらの動物たちは、自然な環境下で共存し、生き生きとした姿を見せています。
新しい魅力を体感
神戸どうぶつ王国のアウトサイドパークに位置するこの新エリアは、訪れる人々に動物たちの自由な姿を楽しんでもらうと同時に、自然環境の大切さについて考えるきっかけを提供します。
訪れる際には、動物たちの行動を観察しながら、自然の奥深さと美しさを感じてみてください。動物たちが生きる舞台の中に身を置くことで、これまでとは違った視点で自然を理解することができるでしょう。これからの季節、家族や友人と共に、『パンタナール』での新しい体験をお楽しみください。