藤田嗣治 記念劇
2026-01-27 16:16:21

生誕140周年記念 藤田嗣治を描いた評伝劇『白い暗闇』の魅力

藤田嗣治の生誕140周年を記念した新演出の評伝劇



2026年3月、東京芸術劇場シアターウエストにて藤田嗣治の生誕140周年を祝い、『藤田嗣治~白い暗闇~』という評伝劇が上演されます。この作品は、戦争画を描いた日本人画家・藤田嗣治の二つの時代、パリでの成功と日本に帰国後の戦争画制作に焦点を当てています。

作品の背景とあらすじ



藤田嗣治は「日本という枠を超え、本物の絵描きになる」との思いから横浜港を出発し、パリへと渡りました。しかし、パリでは多様な画風が存在し、彼は自らの художникаとしてのアイデンティティを見つける苦悩に直面します。1914年、第一次世界大戦が始まることで、彼の作品と人生にも大きな影響を与えました。

特に彼の代表作である乳白色の肌を描く技法が花開いたのは、このパリ時代のことです。しかし、故郷の日本に戻った彼は、トレードマークの髪型を変え、軍の要請に応じて『アッツ島玉砕』などの戦争画を描く運命を辿ります。この評伝劇では、どうして藤田がそのような道を歩むことになったのかを探求します。

戦争画の意義



戦争画とは、戦争を題材とした絵画であり、軍の宣伝や国民の戦意を高めるために利用されました。初期の戦争画は多くの画家が自発的に従軍して描かれたもので、後に軍や新聞社がその価値に気づき、戦争画展覧会の開催を進めました。本作では、藤田がこの戦争画の波にどのように巻き込まれ、どのように自身の絵画観を築いていったのかを描いています。

新演出に期待すること



新演出では、藤田嗣治役に文学座の石橋徹郎を起用し、舞台美術は抽象的な美術で定評のある土岐研一、衣装デザインを華やかで時代感のある西原梨恵が手掛けます。特に戯曲の重要なセリフ「お前の戦争画は大衆の自画像だ...」にこだわり、視覚的にも印象づける演出が期待されています。

劇団印象の取り組み



本作は劇団印象-indian elephant-によるもので、2003年に設立され、国境を越えた表現を目指してきました。劇作家・演出家の鈴木アツトが主宰し、彼の作品も国際的な舞台で評価されています。特に日本人として初めて成功を収めた藤田嗣治という人物を通して、彼の芸術的な強さや弱さ、そして戦争の狭間での葛藤を観客に伝えることを目指しています。

この評伝劇は2026年の春、新たな視点から藤田嗣治の人生に迫ります。彼の絵画がどのように時代に影響され、また自らのアイデンティティをどう見つけ出していったのか。

是非、劇場でその目撃者になってください。私たちの生活や日常に新たな印象をもたらすその瞬間を見逃さないでください。

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