株式会社天地人、約7億円の資金調達を完了
JAXA認定の宇宙ベンチャー企業、株式会社天地人(東京都中央区、代表取締役 櫻庭康人)は、Frontier Innovations株式会社とインクルージョン・ジャパン株式会社をリード投資家として、シリーズBラウンドで約7億円の資金調達を行いました。この資金調達により、天地人の累計調達額は約17億円となります。
資金調達の意義
天地人は、宇宙ビッグデータとAIを融合させた技術を駆使し、見えないリスクや価値を明らかにすることを目指しています。その中心事業である「天地人コンパス 宇宙水道局」は、衛星データを用いて持続可能な水道事業を支援しており、すでに多くの自治体に導入されています。2025年までには契約自治体数が40を超える見込みです。
成長に向けた取り組み
今回の資金調達により、天地人はサービス開発や機能拡充に向けたエンジニア採用、開発体制の強化のほか、衛星データの解析や水資源モニタリング、インフラ最適化アルゴリズムの高度化に注力していきます。また、国内外への展開や営業網の拡大、データインフラの強化も計画されています。
企業からの期待
出資を行ったFrontier Innovations株式会社の代表、西村竜彦氏は、衛星データの利用促進に関する政府の取り組みに期待を寄せています。「天地人の成功事例が他の企業にも広がることを期待しており、水道インフラの維持管理が進むことが重要です」と述べています。
インクルージョン・ジャパン株式会社の服部結花氏は、「天地人が水道インフラの課題解決に向けての挑戦を続け、社会に寄与することを全力で支援していく」とコメントしています。
自社衛星の開発と未来の展望
天地人の櫻庭社長は、今回の資金調達はコア事業の加速を目的としており、宇宙水道局を通じて日本国内外の水インフラの課題解決に尽力していく意向を示しました。さらに、技術の進化を通じて、地球環境問題に対する取り組みを加速する考えを深めています。
JAXAで地球観測衛星の開発に従事していた百束泰俊氏は、「今回の資金調達を受けて、天地人はさらに進化し、社会に及ぼすインパクトを大きくしていく」との決意を語りました。
天地人に加わる仲間を募集中
天地人は急速な成長期を迎えており、新たな仲間を募集しています。地球規模の課題解決に挑戦したい方にとって、天地人は魅力的な職場となることでしょう。興味のある方は、
こちらから詳細をご覧ください。
結論
今後も天地人は「宇宙の視点で考える」を信念に、環境問題や社会課題に取り組むことで、持続可能な未来社会を実現するために努力し続けます。