メナード化粧品が明らかにした新成分の効果
愛知県名古屋市に本社を置く日本メナード化粧品株式会社が、肌の幹細胞を増やす効果がある新しい成分「ジグリセリド」を特定しました。この研究によれば、西洋実ザクラの種子から抽出した植物エキスに含まれるこの成分は、肌の新陳代謝を促進する可能性があるとされています。
効果的な肌の再生
私たちの肌は、幹細胞から新しい細胞が生み出されることによって保たれていますが、年齢とともにこの幹細胞の数が減少し、乾燥やシワといった老化現象が現れます。メナードは従来から、幹細胞の数が減ることが肌老化の原因であることに着目してきました。
今回の研究では、西洋実ザクラ種子エキスに含まれる成分を分析し、その中でも特に幹細胞の増加に効果的な成分として「ジグリセリド」が挙げられました。脂肪酸エステルの一種であるこの成分が、表皮の幹細胞を活性化し、肌の再生を助けることが分かりました。
具体的な研究方法
この研究は、非侵襲的な技術を用いて肌内部の状態を可視化しました。具体的には、独自開発したAIと高解像度のイメージング技術を用いて、実際に肌にその成分を塗布した後、3ヶ月間の効果を評価しました。
実験の結果、ジグリセリドを含む化粧品を使用した人々の表皮幹細胞の数が増加し、肌の厚みも増すことが確認されました。これにより、ジグリセリドが肌再生に寄与する可能性が示唆されています。
国際的な発表
また、この研究成果は2024年10月にブラジルで開催される国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)学術大会にて発表される予定です。メナードはこの発見により、今後の製品開発にも大いに期待が持たれています。
まとめ
メナード化粧品が新たに特定した「ジグリセリド」は、肌の幹細胞を増やし、老化を防ぐ効果が期待される成分です。肌の再生を促進するための可能性を持つこの成分は、今後さらに注目されることでしょう。肌を若々しく保ちたいと考える方には朗報が続くことが期待されます。