新Wi-Fi認証サービス「d-dive」の登場
新型コロナウイルスの影響で、私たちの生活様式は大きく変わっています。特に公共の場や商業施設では、混雑状況の把握が重要になってきました。このような背景から、株式会社トライ・ワークスは新しいWi-Fi認証クラウドサービス「d-dive」を発表しました。
サービスの背景
With/Afterコロナ時代において、施設所有者はその場の混雑具合をリアルタイムで把握したいというニーズが高まっています。従来の通信キャリアから提供される情報では、瞬時に状況を確認することが難しく、混雑時の対策や閑散時の活性化施策を迅速に行うことができませんでした。また、来訪者自身も混雑情報がリアルタイムに得られれば、安全な行動を選択するための材料を持つことができます。
これを受けて、トライ・ワークスは「d-dive」を開発し、Wi-Fi設備を活用して人の流れや密度を簡単に把握できる環境を整えました。
サービスの特徴
d-diveは、主に自治体や商業施設のオーナー向けに設計され、以下の機能を提供します。
1. 混雑データの収集
Wi-Fiを利用するかどうかに関わらず、通行者や来場者の人数、滞在時間、移動経路をデータとして収集します。蓄積されたデータを解析することで、季節や曜日ごとの傾向を把握でき、詳細な人流分析が可能です。特に、短期間のイベントや市場調査に最適なクラウド型サービスです。
2. 複数の認証方式
利用者はSNS、メール、SMSによって認証を行うことができ、使用制限やアンケート取得も簡単に設定可能です。来訪時のアンケートで顧客満足度調査が実施でき、サービス向上につなげることができます。
3. データ活用のAPI
収集したデータはAPIを通じて外部と連携することができます。この機能により、さらなるデータ活用が期待されます。
4. プライバシーへの配慮
個人情報保護法を遵守し、データ収集時には本人の同意を得るシステムをナビゲートします。
利用シーンの想定
自治体
- - 自治体の公共施設へのWi-Fi設置時に基盤として利用
- - 災害時の避難所でのフリーWi-Fiと認証サービスの即時対応
- - 防犯・防災施策の情報収集のための人流分析
商業施設
- - フリーWi-Fiを通じて顧客サービス向上を図る
- - 通行者のデータ収集による来店動向の把握
期待される将来の展望
今回のサービスは、公共施設やイベントなど人が集まる場所におけるデータ収集を促進し、経営戦略やサービス向上に大きな貢献をすることが期待されています。また、ビジネスパートナーからのコメントでは、日本発の珍しいサービスとして、すでに稼働中のお客様にも価値を提供できるとの評価がされています。
会社情報
株式会社トライ・ワークスは、福岡県福岡市に本社を置き、東京都にも支所を持つ企業です。公式ウェブサイトから詳細情報やお問い合わせが可能です。
【お問い合わせ】
この新たなサービス「d-dive」は、私たちの生活をより便利で安全なものにするための大きな一歩となるでしょう。