ecmile.、再生可能なファッションの未来に向けた資金調達を発表
アパレルブランドのecmile.(エクミール)を運営する株式会社tashidelek.が、第三者割当増資による資金調達を実施した。今回の資金調達は、ブランドの成長と「可愛い」をテーマにした社会に配慮した選択肢の実現を目指すものだ。
資金調達の背景
ecmile.は、ファッション業界が抱える構造的な課題を解決するために、循環を前提とした設計思想を持つアパレルブランドである。特に、廃材や余剰在庫に関する問題に取り組む姿勢は、業界内で注目を集めている。しかし、廃材活用やアップサイクルの取り組みが進む一方で、デザイン性と市場ニーズとのバランスが取れないまま商品化されるケースが多く見られ、価格と価値が適切に連動しない構造的な課題に直面している。
ブランドの設計思想
ecmile.は、「欲しいと思われるデザイン」と「成立する収益構造」を先に設計し、その中に循環を組み込む新たなアプローチを提案している。従来の業界基準に囚われず、循環を単なる取り組みでなく、ブランドそのものの設計思想として昇華させることで、持続可能なビジネスモデルを構築していくことを目指している。
資金使途と具体的な取り組み
今回の調達資金は、以下のような具体的な取り組みに使われる予定だ。
1.
循環を前提とした設計基盤の強化:新しい循環型商品ラインの立ち上げやゼロウェイスト設計の研究を進める。
2.
販売チャネルの拡大:2026年には10ヶ月連続のPOPUPイベントを開催し、顧客との接点を強化する。
3.
育成する供給体制と基盤の整備:国内外への展開を視野に入れ、商品供給力を強化する投資を行う。
これらの取り組みを通じて、ecmile.は新しいファッションの可能性を広げていく。
支援するスタートアップファクトリー
資金調達を行ったスタートアップファクトリーの代表、鈴木おさむ氏は、この取り組みが令和のシンデレラストーリーになることを期待し、女性の挑戦を応援するとコメントしている。彼の言葉を借りれば、『北村さんは、その物語を描いていく』とのこと。これにより、ブランドの認知度はさらに高まり、新たな支持者を見つけるきっかけになるだろう。
代表の意気込み
株式会社tashidelek.の代表、北村風優氏は、今回の資金調達がデザインの力でファッション業界の課題に挑む基盤となることを強調している。「可愛い」が社会や環境にも配慮された選択のスタート地点となり得ることを示すため、循環性と収益性を両立させたデザインの発展に力を入れていく。
「感性と構造の両面から新たなファッションの未来を提案する」と語る北村氏のビジョンは、今後の展開に大いに期待が寄せられる。これからのecmile.の一歩一歩が、デザインと倫理を融合させた新時代のファッションリーダーとしての道を切り開くことになるだろう。
会社概要
ecmile.は、「可愛い」を支点に、ファッション業界の根本的な課題に真正面から立ち向かうアパレルブランドである。廃棄問題や過剰供給、労働環境といった様々な課題に取り組む姿勢は、ブランドの設計思想に深く組み込まれており、持続可能な未来を形作る試みが続けられている。
2026年のPOPUP開催に向けて、ecmile.はさらなる展開に向けて動きを加速させている。最新の情報は公式サイトで確認できる。