全国4カ所で初開催！アップサイクルクリスマスツリーの魅力

アップサイクルクリスマスツリーが全国で展示

1. アップサイクルクリスマスツリーとは？

2024年12月、全国の沖縄県石垣市、兵庫県芦屋市、石川県金沢市、東京都渋谷区に、廃棄物に新たな命を吹き込んだ「アップサイクルクリスマスツリー」が展示されます。この取り組みは、一般社団法人アップサイクルが主導し、25もの企業、団体、個人が力を合わせて実現したものです。アップサイクルとは、捨てられるはずの資源に新しい価値を見出し、創造的に生まれ変わらせることを指します。

2. プロジェクトの意義とテーマ

「アップサイクルでつなげる未来」をコンセプトにしたこのプロジェクトでは、地域の文化や背景に基づいたテーマのもと、クリスマスツリーが飾られます。具体的には、海とか、伝統、多様性、MOTTAINAIというテーマに沿ったオーナメントがデザインされ、未来へのメッセージが込められています。これにより、地域に根ざした物語を感じることができ、持続可能な社会を考えるきっかけを提供します。

3. 各地域の特色を活かした取り組み

- 沖縄県石垣市では、「美しい海を未来へ」というテーマのもと、海洋プラスチックを利用したオーナメントが制作され、地域の環境保護への意識を高めています。
- 石川県金沢市では、「ニッポンの伝統を未来へ」というテーマで、加賀友禅などの伝統工芸を取り入れたオーナメントが展示され、文化の継承を目指しています。
- 兵庫県芦屋市では、「ダイバーシティを未来へ」をテーマにし、異なる文化や背景を尊重する多様性を尊重した作品が展示されます。
- 東京都渋谷区原宿では、「MOTTAINAIを未来へ」というテーマを元に、資源の循環を意識したデザインが施されたオーナメントが目を引きます。

4. アップサイクルのプロセス

ツリーの高さは2〜3メートルで、幹には廃棄漁網、装飾には間伐材や紙資源、食品残渣で染色した布などが使用されています。多様な地域の企業や工芸団体が参加し、伝統工芸や地域や若者の協力で、実際の制作が行われています。資源の循環を意識したたくさんの素材が活用されており、社会に新たな価値を提供することに成功しています。

5. 展示の詳細

このアップサイクルクリスマスツリーの展示は、各地域で次の日程で行われる予定です：

- 石垣市役所：12/2(月)～12/26(木)
- ASHIYA CAFÉ（芦屋市役所内カフェ）：12/4(水)～12/25(水)
- 金沢フォーラス：12/6(金)～12/25(水)
- ネスカフェ原宿：11/29(金)～12/25(水)

それぞれの地域で、アップサイクルの精神を感じながら、ツリーの魅力やその背景を楽しむことができます。

6. 展示後の未来

展示が終了したオーナメントの一部は、アップサイクルや関与した企業のECサイトで販売される予定で、地域の人々や分野の発展にも寄与していきます。アップサイクルツリーが目指すのは、捨てられることなく、季節を超えて愛され続ける持続可能なものづくりです。このプロジェクトを通じて、多くの人々が環境意識を育むことが期待されています。