SPREADの新戦略
2015-10-08 13:00:02

一般社団法人化したセキュリティ対策推進協議会の新たな取り組み

一般社団法人化したセキュリティ対策推進協議会



セキュリティ対策推進協議会(SPREAD)は、東京都江東区に本拠を置く新しい一般社団法人としての活動を2015年10月1日より開始しました。この組織は2004年に通信事業者やIT企業の協力により、任意団体として設立されました。その後、SPREADは特にインターネットを安全に利用するためのサポートに注力し、2009年からは初心者向けの相談相手である「情報セキュリティサポーター」を育成するプログラムを運営しています。これまでに800名以上の方が合格するなど、多くの人々を支援してきました。

背景を考える


近年、スマートフォンの普及によって、インターネットの利用は日常生活に欠かせないものとなりました。しかし、その一方でサイバー犯罪やトラブルも増加しています。特に、SNSでの不適切な情報の拡散やアカウントの乗っ取り、ゲームアプリによる課金トラブル、さらにはパスワード管理の難しさから個人情報が流出するケースが目立ちます。これらの問題は、子どもから高齢者まであらゆる世代に影響を及ぼしています。

このような状況を受け、SPREADはより社会的責任を持つ団体として法人化することを決定しました。これは、セキュリティ対策や情報格差の解消に向けて、より一層の活動強化を図るための重要なステップです。

今後の活動方針


SPREADは「置き去りにしないセキュリティ」を基本理念に掲げ、全国各地でサポーター育成講座を開催する計画をしています。また、地域に根ざしたセキュリティ相談会の実施を通じて、ITに関する不安を抱える人々に対するサポートを脱落なく行っていく方針です。

協議会の設立企業には、NTTコミュニケーションズ、NTTデータ、カスペルスキー、KDDI、ディアイティ、トレンドマイクロ、日本マイクロソフト、ラックなどが名を連ねており、彼らの専門的な知識とリソースを活用し、より効果的なセキュリティ対策を提供していくことが期待されます。

会長には、株式会社ディアイティの取締役会長である下村正洋氏が就任。副会長にはKDDI株式会社の顧問である中尾康二氏が、理事にはトレンドマイクロ、NTTデータ、日本マイクロソフト、ラックからそれぞれ選出されたメンバーが名を連ねています。

連絡先


SPREADへのお問い合わせは、東京都江東区東陽にあるプレミア東陽町ビル内事務所まで直接ご連絡ください。電話番号は03-5634-7670です。また、詳細情報は公式ウェブサイト(https://www.spread.or.jp/)をご覧ください。

このように、SPREADは法人化を契機にさらなる活動の充実を図り、インターネット上での安全な環境を提供することを目指して邁進してまいります。

会社情報

会社名
一般社団法人セキュリティ対策推進協議会
住所
東京都江東区東陽3−23−21プレミア東陽町ビル
電話番号
03-5634-7670

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