東京大学バイオデザインとRDサポートが手を組む新たな人材育成プログラム
株式会社RDサポートと東京大学医学部附属病院のトランスレーショナルリサーチセンター バイオデザイン部門が、ヘルステック分野における人材の拡大と能力開発を目的とした新たな連携を発表しました。この共同の取り組みにより、次世代を担う医療の高度な人材を育成することを目指しています。
ヘルステック分野の人材不足とその対策
近年、ヘルステック分野においては、スタートアップ企業や医療機関に即戦力となる人材が求められるようになっています。これに対する解決策として、異なる分野からの人材流入や副業・兼業の機会が大きな注目を集めています。特に、RDサポートが持つ多様なバックグラウンドを持つ人材ネットワークと、東京大学バイオデザインの教育プログラムとの融合が期待されています。
具体的な連携内容
RDサポートは、同社サービスに登録するヘルステック分野の経験者や理系分野での副業を希望する人材を、東京大学バイオデザインが支援するスタートアップ企業に提案します。これにより、両者はヘルステック企業の人材ニーズを満たし、事業の推進を支援することが可能になります。また、RDサポートは、登録者向けにリスキリングスキームも構築し、教育プログラムと連携したキャリア形成支援を行います。
そのほかにも、双方が共同で研究プロジェクトを推進し、ヘルステックスタートアップエコシステムの強化に取り組む予定です。
ブランド価値の向上に向けた取り組み
この連携によって、RDサポートと東京大学バイオデザインは、登録者のキャリア支援を強化し、その結果として自社のブランド価値も向上することを期待しています。具体的には、デザイン思考や実践的なスキルを学ぶ機会を提供し、登録者自身の市場価値を高めることにつなげます。
企業側も、スキルの向上が図られた人材を採用することで、ブランドの成長に寄与することが見込まれます。このように、個人・企業・サービスの三者にとって、互いにとって有益なエコシステムを構築することが連携の目的です。
RDサポートについて
株式会社RDサポートは、1998年の創業以来、ヘルスケア・ライフサイエンス分野に特化した人材サービスを提供しています。同社は、理系プロ人材のシェアリングから人材派遣、転職活動をサポートする人材紹介まで、多岐にわたるソリューションを展開中です。その専門知識を活かし、企業と人材の橋渡し役として機能しています。
東京大学バイオデザインについて
東京大学バイオデザインは、2001年にスタンフォード大学が開発した医療機器イノベーション人材育成プログラムを基にしており、医療現場の未解決ニーズに応えるため、医学と工学、ビジネスを融合させた教育を行っています。これにより、医療業界における新たな技術開発に寄与する人材を輩出しています。
今後の進展
両者の連携は、ヘルステック分野における人材不足を解消するための具体的な取り組みを進めていきます。この連携によって形成されるエコシステムは、個人の成長のみならず、企業の発展やサービス全体の価値向上にも寄与すると期待されています。