ユニバーサルロボットが新たに発表した「Gen 7」
2026年9月14日、アメリカ・シカゴで開催されている工作機械・生産技術の国際見本市「IMTS 2026」において、ユニバーサルロボット(UR)が次世代の協働ロボットプラットフォーム「Gen 7」を発表しました。この最新プラットフォームは、フィジカルAIに対応しており、製造業や物流など、さまざまな業界での自動化を支えるために設計されています。
「Gen 7」の多様な機能
Gen 7は、ロボットのコントローラからツールフランジまでのシステム全体が一新されています。特に、AI Ready(フィジカルAI対応)を前提に開発されており、既存の産業用アプリケーションをより効率的に実行できるように設計されています。
新型ロボットアーム「g-Series」は、より高い可搬性とリーチを持ち、また、各種の外部機器との接続性も向上しています。これにより、AIモデルを現場でリアルタイムで動作させることが容易になります。さらに、Gen 7には標準でフォーストルクセンサとインピーダンス制御が搭載されており、物理的なAIの実装にも対応しています。
改良されたユーザーインターフェース
新しいコントローラ「CB7 Core」は、演算性能を40%向上させ、設置面積も30%削減されています。複数のネットワークとの通信が可能で、PLCやIPCなどの接続性にも優れています。
プログラミング環境も最新のロボットOS「PolyScope X」により改善され、オープンAPIやROS 2通信に対応しているため、エッジAIアプリケーションの構築が簡単に行えます。
ティーチペンダント「TP7 Core」は、従来比で20%も軽量化され、持ちやすさや視認性が向上しています。作業者が直感的に操作しやすい設計がなされています。
国内での初公開イベント
「Gen 7」は、2026年10月8日と9日に東京・秋葉原で行われる「UR協働ロボットフェア2026」で国内初公開される予定です。このイベントでは、新型のg-SeriesやCB7 Coreコントローラ、TP7 Coreティーチペンダントの実機が紹介され、来場者は実際に操作する機会も提供される予定です。
参加費は無料ですが、事前登録が必要です。会場では、協働ロボットに関連した最新の周辺機器やソリューションも紹介される予定で、多種多様なセミナーやデモが行われることが期待されます。
フィジカルAIの実装支援
URは、国内パートナー向けに詳細なフィジカルAI開発支援プログラムを展開しており、協働ロボットを用いた自動化の実用化に向けた支援を行っています。このプログラムを通じて、フィジカルAIの開発から実用化までを全面的に支援し、社会実装を進めていく計画です。
最後に
ユニバーサルロボットは、2008年に世界初の商用協働ロボットを発表して以来、一貫して業界の最前線を走り続けています。Gen 7の登場とともに、多くの企業がAIを取り入れた自動化の実現を目指す中、URはその先駆けとなる製品を提供し続けています。