AIアバターによる新たな空港体験
2025年1月8日、釧路空港の1階総合案内所にて、株式会社Pictoriaと北海道エアポート株式会社が協力して、AIアバターを用いた案内サービス『Picto STAND(ピクトスタンド)』の設置が始まります。この新しいサービスは、訪日外国人旅行者や国内の利用者に向けて、多言語対応とフルタイムでの稼働を実現し、より快適な空港体験を提供します。
サービスの特徴
『Picto STAND』は、タッチパネル式の定型案内とAIアバターによる対話型案内を組み合わせたハイブリッドソリューションです。タッチパネル式の案内では、空港施設案内や交通機関、周辺観光情報といったよくある質問に、素早くアクセスできます。これによって、利用者は必要な情報を迅速に得ることができ、空港内での移動をスムーズに行うことが可能です。
さらに、AIアバターによる対話型案内では、画面上のキャラクターに話しかけることで、より詳細な情報や個別の質問に対する具体的な回答が得られます。この機能は、利用者のさまざまなニーズに応えるためにデザインされており、AIアバターは日本語、英語、中国語、韓国語に対応しています。これにより、世界中からの旅行者が母国語で快適に情報を得ることができるのです。
サービス導入の背景と目的
Pictoriaは、増加する訪日外国人旅行者に対し、英語や中国語など多言語での案内を強化することで、言語の壁を超えたスムーズなサービスを提供することを目指しています。空港は旅行者の最初の目的地であり、ここでの体験が旅の印象に大きく影響するため、重要な役割を果たすのです。
また、AIアバターはターミナルビルの開館時間中は常に稼働しているため、スタッフが少ない時間帯でも利用者は待ち時間なしで情報を得ることができます。これにより、空港の利用利便性が大幅に向上し、訪問者はストレスなく指示を受け取ることができるようになります。
今後の展望
Pictoriaは、北海道エアポート株式会社との連携を通じて、新たなAI技術や独自のアバター技術を活用し、サービスを拡充していく方針です。今後は案内業務だけでなく、観光促進のためのコンテンツ配信や地域との連携企画なども視野に入れています。空港全体を活用した新しい顧客体験の創出を目指し、さらに多様なサービスを展開していくことでしょう。
会社概要
株式会社Pictoriaは、AIを駆使したテクノロジーで新たなIPを創出することをミッションとしており、その一環としてVTuber関連事業やAIキャラクター事業を展開しています。また、同社は自社開発と共同開発のIP事業を世界中に向けて発信している企業です。
公式ウェブサイトやSNSを通じて、最新情報を発信しているPictoria。そのサービスや取り組みは、今後も私たちの生活に新しい形をもたらしてくれることでしょう。