福島県初のオンラインフリースクールが始動！未来を共に創る子どもたちへ

特定非営利活動法人寺子屋方丈舎が新たに開始する「オンラインフリースクールFukushima」が、2020年5月19日に開校します。このフリースクールは、何らかの理由で学校に通うことが難しい子どもたちが、安心して仲間と繋がる場所を提供することを目的としています。プレイベントは4月に予定され、参加者は無料で申し込むことができます。

福島県においても、学校に通えない子どもたちの数は増加しており、約2000人が不登校状態にあるとされています。その中で、学校外の支援機関にアクセスできているのはわずか10%未満です。地域における居場所の不足や交通の便、経済的な事情などが影響し、多くの子どもたちが孤立している状況です。

この新しいオンラインフリースクールでは、参加者が気軽に自己を表現し、互いに認め合いながら学ぶことができるように支援します。自分自身を見つめ直し、新しい発見をすることが主な目的です。特に、オンライン学習の形式を通じて、孤独を防ぎ、一緒に学ぶことでコミュニティの一員であるという感覚を育むことを目指しています。

運営団体である寺子屋方丈舎は、会津地域において20年以上のフリースクール運営の経験を持ち、代表の江川和弥氏は全国的なネットワークのリーダーでもあります。団体は子どもの命の大切さを重んじ、社会に参加できるよう支援することを使命としています。これまでに200名超の卒業生を輩出しており、地域社会でもその取り組みが評価されています。

オンラインフリースクールのプログラムは、年間3クールに分かれ、各クールは約10名の小学生・中学生を対象に行われます。生徒たちはZoomを使用して、60分間の学びの時間を持ちながら、共に考え、感じることで積極的に学び合います。また、各クールでの受講は継続も可能で、参加者同士のつながりをさらに深めることが期待されています。

オンラインフリースクールの第1クールは2020年5月19日からスタートし、水曜日と火曜日に行われる予定です。この新しい試みは、フリースクールに通えなかった子どもたちに新たな学びの機会を提供し、将来的にはより多くの子どもたちが未来へ向けて希望を持って歩んでいけるようになることを願っています。参加希望者は、公式ウェブサイトの申し込みフォームから自由に申し込みが可能です。今後のさらなる発展に期待が寄せられています。