日本カイロプラクティック界に新たな名誉
2024年5月、全国健康生活普及会(Zenkenkai)の会長、岩間信憲氏が国際カイロプラクター評議会(ICC)からFICCの称号を授与されました。これは、カイロプラクティック業界において顕著な功績を残した一握りの専門家に贈られる名誉ある称号です。FICCは、約100年の歴史を持ち、これまでにわずか2000人がこの称号に選ばれているため、その希少性は非常に高いです。
カイロプラクティック専門家は世界中に約10万人存在し、その多くはアメリカで活動しています。その中で日本人の岩間氏がFICCの称号を得たことは、非常に栄誉なことです。岩間氏がZenkenkaiの会長として、さらにこの業界の発展に尽力していく姿勢に期待が寄せられています。
岩間信憲氏の略歴
岩間氏は1973年に東京都で生まれ、1996年に早稲田大学を卒業後、みずほ銀行に入社。その後、日本直販総本社に移り、Zenkenkaiの本部長に就任します。2015年には同社の常務取締役に就任し、2024年にZenkenkaiの会長に就任しました。
これまでに、テキサスカイロプラクティック大学から名誉DCの称号や最高権威ウィリアム.D.ハーパー賞を受賞しており、カイロプラクティック界におけるリーダーとしての地位を確立しています。
Zenkenkaiの活動と影響
1977年設立のZenkenkaiは、日本最大規模のカイロプラクティック支援団体として、数多くの専門家を育成してきました。国内施術院の約45%がZenkenkaiと連携しており、施術活動に必要な商品提供や勉強会の開催を通じて、カイロプラクターに対するサポートを行っています。
さらに、最近ではエステティック業界にも進出し、美容カイロエステとして内外から健康をサポートする取り組みも行っています。Zenkenkaiは、カイロプラクティックを通じて「健康寿命」を長く保ち、笑顔あふれる生活を実現することを目指しています。
FICCとは何か
FICC、すなわち国際カイロプラクター評議会のフェローは、カイロプラクティック分野での大きな影響力を持つ専門家に与えられる称号です。授与は毎年、米国カイロプラクティック協会の年次総会前に行われ、選ばれた運営理事から投票によって決まります。
カイロプラクティックの未来
近年、特に新型コロナウイルスの影響で、日本国内でも予防医学への関心が高まっています。これにより、カイロプラクティックの需要も増加し、サービスの必要性がますます強まっています。
岩間信憲氏の活動とZenkenkaiの今後の展望は、日本のカイロプラクティック界において重要な意味を持つでしょう。彼らのさらなる活躍が期待され、カイロプラクティック業界がどのように発展していくのか、引き続き注目が集まります。