エステ業界での躍進
創業37年の伝統を誇る株式会社フェースは、エステ専用化粧品の老舗メーカーとして知られています。この度、リポソーム技術を用いた生コラーゲン美容液の出荷実績が、グループ累計で1,000万本に達する見込みです。これは、美容業界における大きな節目となるでしょう。
創業の背景
1977年の「化粧品公害裁判」を受け、創業者の強い想いから設立された株式会社フェースは、「女性の肌をキレイにしたい」という理念のもと、肌に優しい化粧品の開発を追求してきました。当初はほとんど売上が無く、業界からの反響も厳しかったものの、徐々にエステ業界で支持を得ることに成功し、現在では全国3,000軒以上のエステサロンと取引があります。
リポソーム技術の進展
同社がリポソーム技術と出会ったのは、雑誌「理大科学フォーラム」のコラーゲンに関する記事がきっかけでした。リポソームは、肌に浸透しやすい形に整えることで、美容成分を効率的に肌に届けることが可能です。この技術を開発したのは、東京理科大学の名誉教授たちの指導のもとで行われた研究チームです。
生コラーゲンの特徴
コラーゲンには3つのタイプがありますが、生コラーゲンは特に保水力が高く、加水分解コラーゲンの約6倍の効果があるとされています。しかし、保水力に優れる反面、冷蔵保管が必要であるため、取り扱いが難しい面もあります。この課題を克服したのが、株式会社フェースの技術力です。生コラーゲンをリポソームに包み込み、肌に親和性の高い成分で浸透させる方法を確立しました。
プレケア美容液の評価
生コラーゲンを使用したプレケア美容液は、発売から15年経ち、エステティックサロンやドラッグストア、中には通販でも高い評価を受けています。「半顔体験」イベントでは広い世代から好評を得ており、これまで蓄積してきた技術と信頼が支持される要因となっています。
1,000万本達成キャンペーン
現在、ドラッグストアブランド「WITHOUT」では、出荷1,000万本達成を記念したキャンペーンを実施中です。公式オンラインストア及び取扱店舗で、一定金額以上の購入者にミニサイズのプレケアエッセンスCをプレゼントするという企画です。詳細は店舗や公式サイトで確認が可能です。
会社概要
株式会社フェースは、大阪府に本社を置き、1987年に設立された企業です。事業内容は化粧品の製造や販売から、エステティックサロンの運営・コンサルタント業務まで多岐にわたります。代表者は小島真一氏で、資本金は1,000万円です。公式サイトやSNSでも最新情報が発信されており、多くのユーザーと交流しています。
結論
株式会社フェースのリポソーム技術を用いた生コラーゲン美容液のヒットは、長年の歴史と革新の結晶です。今後の展開にも注目が寄せられる中、エステ業界のさらなる成長が期待されています。