アユタヤの象乗り体験が存続危機!
新型コロナウイルスの影響で、タイの世界遺産アユタヤで名物の象乗り体験が存続の危機に直面しています。この象乗りを支えているのは、アユタヤ市内にある唯一の象の保護施設「ロイヤル・エレファントクラール」です。観光客の減少によって、象乗りを通じて得られる収入が激減し、毎月の餌代は200万円以上という深刻な状況です。これにより、アユタヤの象乗り文化と、市場における象の保護活動が危機に立たされているのです。
象の保護施設「ロイヤル・エレファントクラール」について
この施設は、アユタヤで60頭の象を飼育しており、健全な象に乗ることができる体験を提供しています。さらに、老化や病気で動きに制限がある象たちも受け入れ、彼らの保護活動にも力を入れています。特に、象の精神的なケアにも重視され、飼育員が共に生活することで、象たちが安心して行動できる環境を整えています。運営には愛情深い兄妹が関わり、25年以上にわたって安全な体験を給提供してきました。
クラウドファンディングの立ち上げ背景
アユタヤの象乗り体験は、観光名所を背景にしたユニークなアクティビティで、ピークには1日700人以上が参加していましたが、現在はその数はほぼゼロ。特に、象のエサ代や医療費、スタッフの給料アなど、運営コストが毎月の負担となり、存続が危ぶまれています。タイの経済は観光収入が重要な役割を果たしており、影響は計り知れません。こうした状況下、象の保護活動を支援するために、クラウドファンディングが立ち上げられました。
クラウドファンディングの詳細
今回のプロジェクトでは、支援金は象の餌や薬代、保護施設の運営費用に使用される予定です。クラウドファンディングサイト「Zenes」では、様々なリターンが用意されています。例えば
- - ゾウさんペーパーで作ったポストカードとお礼メールセット:¥5,000(20名限定)
- - 本格タイ料理満喫プラン:¥20,000(20名限定)
- - バンコク限定トートバッグ:¥22,000(10名限定)
- - 甘さNo.1のタイ産マンゴーお届け:¥25,000(20名限定)
- - 象の赤ちゃん命名権:¥100,000(3名限定)など、全12種類があります。
このように、応援を通じてただ支援するだけでなく、リターンを通じてタイの文化や自然を楽しむこともできるのです。
このクラウドファンディングプロジェクトは、2021年7月15日から9月20日までの期間で募集が行われます。目標金額は100万円です。日本の皆様にぜひ、象の保護活動を支えるためにご協力をお願いしたいです。
おわりに
アユタヤの象乗り体験と象の保護は、単なる観光名所を超え、現地の伝統文化や生態系を支える重要な活動です。ぜひ、クラウドファンディングを通じてこの活動を応援し、共に象たちの未来を守りましょう。