NEC新サービス始動
2025-03-25 11:30:15

NECが新たに展開したAI活用の電力事業者向けサービスとは?

NECが提供する新サービス「くるみえ for Lifeline」とは?



NECは、電力事業者向けに新たなサービス「くるみえ for Lifeline」を3月から提供始めました。このサービスは、ドライブレコーダーを用いてインフラ設備のメンテナンスを支援するもので、映像データをクラウド上のAIにより分析します。これにより、インフラ設備の設計や巡視、点検作業の効率化に寄与し、リスク予測も行えるのが特徴です。

背景



最近、電柱を含むインフラ設備の老朽化が深刻な問題となっています。電力事業者は定期的な点検を行い、適切なメンテナンスを行う必要がありますが、人口の減少や熟練した作業員の引退によって、作業の担い手が減少しているのが現状です。そのため、限られた人員でインフラの安定供給を守るために、ITやAIの利用促進が求められています。

「くるみえ for Lifeline」の機能



この新サービスでは、巡視・点検車両に取り付けたドライブレコーダーが、電柱および樹木の映像を記録。クラウド上のAIがそのデータを分析し、樹木が電柱に接触することによる停電リスクを自動的に判定します。また、点検が必要な場所を地図上に示し、視覚的に情報を提供します。

特徴1: 簡易デバイスとAIの融合



ドライブレコーダーを取り付けるだけで、電力送配電業務で発生する移動時の映像取得が可能です。AIは電柱を認識し、周囲の樹木との接触リスクを評価します。結果は地図に表示され、作業員の意見を反映したユーザーフレンドリーな界面で簡単に確認できます。

特徴2: 現場出向の工数削減



ドライブレコーダーが取得した映像から、AIが電柱を検出し、その情報を蓄積します。蓄積データは地図上にピンで表示され、最新の画像をブラウザからも確認できます。この機能により、工事設計時の移動工数が削減され、異常の連絡や問い合わせにもスムーズに対応可能です。また、過去のデータを振り返り、電柱周辺の状況変化を確認することもできます。

特徴3: 接触リスクの早期判定



AIによって検出された電柱と樹木の接触リスクを素早く評価することで、危険な場所を早期に特定し、停電事故の予防に貢献します。

今後の展望



NECは今後も「くるみえ for Lifeline」の機能拡充を進めていく予定で、その範囲は電力以外のインフラ設備(例: 水道、ガス、通信)へと広がる見込みです。このサービスの導入により、インフラ維持管理の現場は大きく改善されるでしょう。

もっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。


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会社情報

会社名
日本電気株式会社
住所
東京都港区芝5丁目7-1
電話番号

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