Robofull資金調達
2022-10-03 10:00:01

Robofull、製造業の自動化を進めるために1.5億円の資金調達を実施

Robofullが自動化の未来を切り拓く



日本の製造業は現在、深刻な人手不足に直面しています。特に中小製造業では、労働力が不足し、生産性の低下が懸念されています。この課題に対抗するため、株式会社Robofullが約1.5億円の資金調達を実施し、自社の事業を加速させることが報じられました。

Robofullのミッションは「製造業界における情報断絶の解消」。これは、顧客とメーカー間のコミュニケーションのバリアを取り除くことを目的としています。具体的には、短期間で投資回収できるパッケージ型自動化設備の販売を行っており、従来のオーダーメード環境とは異なり、顧客にとって導入しやすく、経済的なメリットをもたらしています。

パッケージ型自動化設備の特徴と展望


Robofullが提供する自動化設備は、特に金属加工工程に特化して開発されています。例えば、鉄鋼業の顧客向けには、鋼板溶断後のバリやノロ除去を自動化するシステムを導入しています。この革新的なアプローチにより、顧客は生産効率の向上だけでなく、人的コストの削減も期待できます。

さらに、Robofullの提供するデータベース「AKINDO」は、既に4万社の工場データをもとにした営業支援ツールです。機械商社やメーカーは、このデータベースを利用することで、効果的なマーケティング戦略を立てることが可能になります。具体的には、特定の商材を販売する際に、有望な顧客を見つけやすくするレコメンデーション機能や、商談結果を視覚化する機能を提供しています。これにより、営業活動の効率が大幅に向上し、「Right Goods to Right Customers」の実現を目指しています。

資金調達の意義


今回の資金調達を経て、Robofullはパッケージ型自動化設備の開発とラインナップの拡充、AKINDOのさらなる開発や販売の加速を計画しています。これにより、中小製造業の人手不足解消や生産性向上を図ることが期待されています。

SBIインベストメントやANRIといった投資企業からも、Robofullのビジョンへの期待の声が寄せられています。製造業の現場が直面している課題に対し、ハードとソフトの両面から解決策を提供するRobofullの取り組みは、地方製造業のDXの推進や、人手不足の改善に寄与することでしょう。

会社概要と代表者


株式会社Robofullは2021年に設立され、愛知県名古屋市に本社を置いています。代表取締役の山本大氏は、東京大学法学部を卒業後、防衛省やコンサルティングファームでの経験を経て、製造業における情報断絶の解消を目指して同社を創業しました。

その理念は、製造現場の持続的な発展に貢献することです。現代の製造業が抱える課題の多くに対応すべく、Robofullの活動は今後も注目されるでしょう。

Robofullの取り組みが進む中、日本の製造業が再び活気を取り戻すことを期待しています。

会社情報

会社名
株式会社Robofull
住所
愛知県名古屋市中村区平池町4丁目60-12グローバルゲート11F
電話番号
090-3670-0094

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