九州から緒をなく宇宙ビジネスの未来を築く
2025年7月17日、宇宙ビジネスの発展を目指す特別講義が鹿児島県立楠隼中高にて行われ、講師として登壇したのは、株式会社Fusicの代表取締役社長、納富貞嘉氏です。これは「シリーズ宇宙学」と名付けられた一連の講座の一環であり、九州・鹿児島において宇宙関連の人材育成とビジネスの可能性を探求することを目指しています。
特別講義の内容
本講義は、民間企業や教育機関との連携により、2023年度より開始されたもので、今年は全6回に増加しました。その中で、ロケットや衛星、さらには宇宙食や生活関連ビジネスに関わる様々な取り組みが紹介されました。また、東京大学発のスタートアップもセミナーに加わり、実際のデータを通じて宇宙ビジネスの現状を学ぶことができました。
出席者の中には、九州みらい共創の上村俊作氏や、QPS研究所の大西俊輔氏、アークエッジ・スペースの福代孝良氏など、宇宙業界で活躍するリーダーたちが講演を行い、各々の視点から宇宙ビジネスの重要性が説かれました。そして最終回に登場した納富氏は、自社の取り組みや自身の起業体験について熱心に語り、学生たちにインスピレーションを与えました。
生徒たちの積極的な姿勢
講義が進む中、楠隼高等学校の1年生約60名が納富氏の話に聞き入る姿が印象的でした。生徒たちは、休憩時間すら惜しんで多くの質問を投げかけ、その関心の高さや学びたいという熱意が伝わってきました。納富氏は、「宇宙ビジネスは遠い存在ではなく、九州からでも挑戦できる身近なものである」と語り、未来の可能性を示しました。
代表の想い
講義後の納富氏は、熱心に質問を投げかける生徒たちに刺激を受け、自身の体験を通じて未来を考えるきっかけを提供できたことに感謝の意を示しました。「激変の時代にどう生きるか」をテーマに、学生たちが自らの進むべき道を見つける手助けができればとの思いが伝わってきました。
講義の詳細
- - 日程: 2025年7月17日(木) 9:35~11:15
- - テーマ: DX(AI・IoT・クラウド)企業による宇宙ビジネスの挑戦
- - 登壇者: 株式会社Fusic 代表取締役社長 納富貞嘉
- - 対象: 楠隼高等学校1年生 約60名
この特別講義は、Fusicが九州から宇宙ビジネスをリードし、次世代のリーダーを育成するための取り組みの一部です。将来的には、より多くの若者が宇宙産業に興味を持ち、各自のビジョンを実現することを期待しています。
参考リンク