叡啓大学の林李子さん、ドイツ派遣プログラムに選出
広島市中区にある叡啓大学の学生、林李子さん(4年生)が、文部科学省の主催する国際交流プログラム「日独学生青年リーダー交流事業」に選考され、全国から選ばれた9名の一人としてドイツに派遣されることが決定しました。この派遣は、林さんにとって学びを深める貴重な機会であるとともに、本学からは2人目の選出となる快挙です。
プログラムの概要
「日独学生青年リーダー交流事業」は、日本とドイツの学生がボランティアや社会参画をテーマに交流を深めることを目的としており、国際的な視野を持つ若者の育成を目指しています。2025年度のテーマは「若者の社会参画」で、参加者は約2週間、ドイツ各地の青少年支援施設、自治体、大学などを訪問し、現地の学生や専門家と共同活動を行う予定です。
林さんの背景
林さんは、学内での模擬国連授業や地域創生インターンシップ、ジェンダーに関するイベントに積極的に取り組み、多様な立場の人々と対話しながら問題解決に向き合ってきました。特に幼少期をドイツで過ごした経験が、彼女のドイツ社会への関心をさらに深めました。また、在学中に行った語学留学も、彼女の応募動機に大きな影響を与えています。「多様な価値観を持つ人々が協働できる社会をつくりたい」という思いから、このプログラムに応募したそうです。
今後のスケジュール
林さんは、今回のプログラムに向けて、事前のオンライン研修および国内合宿を経てドイツに派遣される予定です。具体的なスケジュールは以下の通りです:
- - 事前研修: 2025年7月26日(土)
- - 合宿セミナー: 2025年9月6日(土)~9月7日(日)、1泊2日
- - ドイツ派遣: 2025年9月16日(火)~9月30日(火)、14泊15日
これらの経験を通じて得られた知見を林さんは、帰国後の学内報告会などで広く共有し、多くの人々にインスピレーションを与える予定です。
意義ある活動
叡啓大学からの選出は、2023年度に続いて2人目となります。このことは本学の教育が国際的な舞台で認められている証でもあり、今後の学生たちにとって良いロールモデルとなるでしょう。国際化が進む現代において、若い世代が他国との交流を深め、その中で成長していく姿は重要です。今後も林さんの活動から目が離せません。