2025年の教育費がもたらす影響と保護者の意識
教育は家計において重要な位置を占めていますが、最近の調査によると、2025年の教育費に対する実感は約6割の保護者が「増えた」と感じているそうです。この調査は、全国の小学生・中学生・高校生を持つ保護者900名を対象に実施されました。物価高に伴う家計の見直しが求められる中でも、子どもの教育に対する思いを大切にしている保護者が多いことが裏付けられました。
教育費の増加とその分布
調査結果によれば、教育費が増加したと感じている保護者は57.4%にのぼり、特に高校生の家庭ではその割合が高く、進学や学習内容の高度化が影響していると考えられます。お子さま一人あたりの年間教育費を尋ねたところ、「10万~30万円未満」と回答した家庭が約30.6%を占めましたが、30万円以上の家庭も41.8%存在することがわかりました。これは、学年が上がるごとに教育費が高額になる一因となっています。
保護者の負担感
多くの家庭が教育費の負担を実感していることも重要なポイントです。「負担が大きい」と回答した保護者は65.9%に達し、特に高校生を持つ家庭では72.4%にのぼりました。物価高が持続している中でも「教育費は削りにくい」と考える保護者も多く、84.6%を占めます。これは、教育が将来への投資であると多くの保護者が認識している表れです。
家計の見直しと工夫
教育に重きを置く一方で、家計の見直しも行われています。 支出を調整した結果、最も削減された項目は「外食費」で35.3%、続いて「旅行・レジャー費」が31.8%でした。これは、教育費を優先的に確保するために、日常生活の中で調整できる部分を見直した結果だといえます。
教育無償化の影響
また、給食費の無償化や教育負担軽減によって得られた余剰費用の多くは、将来の教育費貯蓄に使いたいとの意見が28.3%を占めています。このことから、保護者は一時的な消費ではなく、長期的な視点で子どもに必要な学びのための資金を確保しようとしていることが明らかになりました。
習い事を巡る現状
物価高騰の中でも、お子さまの習い事を見直したかという質問に対して、52.2%の保護者が「見直していない」と答えています。しかし、全体の35.8%は何らかの見直しを行っており、経済状況に応じた柔軟な対応を試みていることがうかがえます。特に「やめた」と回答した保護者は24.4%で、経済的な負担感が影響を及ぼしていることが示されています。
この調査結果が示すように、教育費は保護者にとって大きな負担である一方、子どもの教育に対する思いから、なんとか工夫をしてその負担を支えようとしている姿が浮き彫りになっています。今後も教育費やその負担についての意識がどのように変化していくのか、多くの家庭にとって重要なテーマとなることでしょう。