第2回OCR100m日本選手権が誕生
2023年10月18日、一般社団法人 日本オブスタクルスポーツ協会(JOSA)は、関係者が待ち望んだ朗報を発表しました。それは、同協会が主催する『第2回OCR100m日本選手権』が、国際オブスタクルスポーツ連盟(FISO)のワールドシリーズに認定されたことです。この快挙は、日本のオブスタクルスポーツに新たな歴史を刻む瞬間となるでしょう。
ワールドシリーズ認定までの道のり
昨年4月、日本において公式OCR100mコースが完成し、その後デモ大会や選手権が開催されました。その努力がFISOに評価され、今回のワールドシリーズ認定を手にすることができたのです。これにより、この大会は国際的な注目を集め、参加選手の成績はFISOのランキングポイントにも反映されます。今大会には150名の選手が参加する予定であり、その中には海外からの選手も含まれると期待されています。
大会概要と開催方法
この『第2回OCR100m日本選手権/OCR World Series』は、2025年に開催される予定で、昨年の公式大会の成功を受けたものです。開催日は2025年10月18日、場所は徳島県吉野川市のオブスタクルスポーツ吉野川コース。参加者は年齢に応じた8クラスに分けられ、男女それぞれの部門でも競い合います。mainの入賞は日本国籍の選手を対象にし、国際大会での名誉がかかっています。
オブスタクルスポーツとは
オブスタクルスポーツは、「走る」「跳ぶ」「登る」といった多様な動きを通じて自己の肉体的および精神的な挑戦を楽しむスポーツです。特にOCR(Obstacle Course Racing)は、国内外で注目を集めており、オブスタクル・スポーツの一種として、子供から大人まで多くのアスリートに愛されています。現在、世界中では約2000万人がオブスタクルスポーツを楽しんでおり、その中でOCRに参加するトップアスリートも数多く存在します。
今後の展望
FISOがワールドシリーズとして日本での大会を認定することで、オブスタクルスポーツのレベルが向上し、国際アスリートたちとの交流が活発となることが期待されます。この大会を足がかりに、JOSAは今後も日本国内でのワールドシリーズ開催を続け、新たなアスリート育成の場を提供していく方針です。また、2028年ロサンゼルスオリンピックでのOCR種目採用も決定しており、日本のアスリートたちが世界で活躍する姿が容易に想像できるでしょう。
締めくくり
JOSAの代表理事、野上等氏は、「オブスタクルスポーツが多くの人々に親しまれ、次世代のアスリートが育つことを願っています。今回の認定を機に、さらなる発展を遂げることを期待しています」と語っています。日本におけるオブスタクルスポーツが新たな局面を迎え、国際的な舞台での活躍を目指す選手が増えていくことに大いに期待が寄せられています。