日本財託のAIインサイドセールス導入について
日本財託が、AIインサイドセールス『immedio』を導入したことで、どのように営業スタイルを進化させたのか、その経緯と結果を探ります。
導入の背景
日本財託は東京を拠点に中古区分マンションの投資サービスを手掛ける企業ですが、インサイドセールスの稼働時間が平日11時から20時という限られた時間帯にしか設定されておらず、見込み顧客が最も関心を寄せる夜間や週末には活動できないという問題を抱えていました。夜間や休日にお客様が非公開物件閲覧サイトを訪れると、そのタイミングでアプローチできず、商談の機会を逃すことが多かったのです。
また、従来のメールやSMS、電話を使った追客手法は、インサイドセールスが稼働している時間帯に依存するため、非稼働時間には全く機能しなかったのです。このような課題を背景に、日本財託はAI技術を活用した商談獲得の自動化へと舵を切りました。
immedioの導入決定とその効果
2025年11月、日本財託はimmedioを非公開物件閲覧サイトに導入しました。以前は申し込み後にインサイドセールスが物件案内を行う流れが主流でしたが、導入後は見込み顧客が自由に物件を閲覧できる仕組みを整えました。これにより、閲覧数が増加するだけでなく、その後の商談への流れをスムーズにすることが可能になりました。
導入から数か月で、累計約40件の商談がWeb接客を通じて獲得され、月平均で7件の商談が自動で創出される成果を実現しました。この取り組みにより、インサイドセールスチームは稼働しない時間帯でも見込み客にアプローチできる環境が整い、高い費用対効果を実感しています。
特に注目すべきは、商談の「質」にもこだわった点です。初期のポップアップ文言が曖昧だったことから、一時は不適切な見込み客を呼び込む事態が発生しました。しかし、『東京中古区分マンション』と明確に設定することでミスマッチを大幅に減少させ、また予約直後のインサイドセールスによるフォローアップも定着させ、ニーズ確認ができる体制を築きました。
今後の展望
今後、日本財託はimmedioの機能をさらに拡張する予定です。月間約3万人のハウスリストに対して配信するランディングページへのimmedioの組み込みを考えており、これにより商談数をさらに増やすことを目指します。加えて、電話リクエスト機能の活用や、HubSpotとの連携を進め、インサイドセールスの取り組みをさらに深めていく方針です。
このようにして、AIを活用した新しい営業スタイルを模索し続ける日本財託。今後の成果にも期待が寄せられます。