アマダの挑戦:2024国際ウエルディングショーでの出展概要
株式会社アマダは、2024年4月24日から27日までの4日間、大阪のインテックスで開催される「2024国際ウエルディングショー」に出展することを発表しました。この展示会は、近年製造業が直面する課題を解決する最新技術の発信の場となります。
企業の背景とテーマ
アマダの出展テーマは「FOR YOUR FUTURE」です。昨今の少子高齢化による労働者不足や環境問題への取り組みが急務とされている中、アマダはこれらの課題に立ち向かうための先進的な溶接ソリューションを紹介します。
その一環として、アマダは4月1日付けでアマダウエルドテックと合併しました。この連携により、両社の技術やノウハウを活かし、レーザや溶接事業を一体で展開し、加工提案や工程の改革を進めていく方針です。
出展予定の製品群
アマダが展示する製品群には、様々なニーズに対応したファイバーレーザ溶接システムが含まれます。
- - FLW-6000ENSISe:新補正機能「AI-TAS」や「自動ノズルギャップ調整」により、自動化されたファイバーレーザ溶接を実現。
- - FLW-3000Le:3kW発振器を用い、小ロットから大ロットに対応し、設置面積を約35%削減しました。
- - FLW-1500MT+CR:協働ロボットとの連携により、初心者でも安定した品質の溶接が可能となっています。
- - ALCIS-1008e:3次元レーザ統合システムで、ブルーレーザとファイバーレーザを搭載し、銅などの高反射材の加工もこなします。
DXソリューションと品質管理
アマダは、製造DXソリューション「LIVLOTS」を通じて、工場全体の可視化や進捗管理を提案しています。また、微細溶接事業からは、レーザウエルドモニター「MM-L400A」を出展します。これは、溶接中に発生する光を測定し、品質問題を早期に検出する機能を持ち、AI技術を利用した異常検知機能も実演されます。
加えて、サステナビリティと効率を重視するアプローチとして、スタンドアローン型の半自動システム「MS-RW1620AZ」も展示されます。これは、均一な接合品質を保ちつつ、安全性や生産効率の向上を図るためのソリューションです。
セミナーの開催
この展示会では、トレンドセミナーも行われる予定です。4月25日には、レーザウエルドモニターとAI技術を活用した溶接品質の管理に関するセミナーが開催され、アマダの微細溶接技術部門から坂東直樹氏が登壇します。
さらに、4月26日には、光の技術でオールラウンド加工を実現することをテーマにしたレーザ加工フォーラムも予定されています。
まとめ
2024国際ウエルディングショーは、アマダにとって新たな挑戦の場となります。新しい技術と革新を通じて、製造業の未来を切り開くことが期待されています。この機会に、ぜひアマダのブースに足を運んで、その先進的な取り組みを体験してみてはいかがでしょうか。
公式サイト
アマダの「2024国際ウエルディングショー」特設サイトは、
こちらからご覧いただけます。