グロービス、インドネシアに新たな学びの拠点を設立
株式会社グロービスが2025年11月、インドネシアのジャカルタに「GLOBIS Indonesia」を設立しました。この拠点は、グロービスにおける初めてのインドネシア拠点であり、アジアにおいては5番目、世界全体では7番目の海外拠点となります。グロービスはこの新拠点を通じて、テクノベート時代のリーダーを育てることを目指しています。
新拠点設立の背景
インドネシアは、経済成長率が約5%と世界平均を上回る中、購買力平価GDPでは世界第8位を誇ります。また、推定人口は約2.85億人で、世界中で4番目に多い国です。このような背景から、グロービス経営大学院の英語MBAプログラムへのインドネシア出身の学生入学者数も増加してきました。現在、同プログラムには16人のインドネシア学生が在籍しており、今後さらなる成長を見込んでいます。
「テクノベート」時代の教育の提供
「GLOBIS Indonesia」は、テクノロジーとイノベーションを組み合わせた「テクノベート」という新たな時代において、世界基準のビジネススキルを学ぶためのPre-MBAプログラムを提供します。2026年には、対面授業とオンライン授業を組み合わせたハイブリッド形式でPre-MBAクラスを開講し、競争の激しい環境で成功するためのスキルを身に付けられる機会が提供されます。受講生が取得した単位は、グロービス経営大学院の修了要件として認められます。
グローバルな教育環境の拡充
グロービスは、海外拠点の開設を通じて、「テクノベート時代の世界No.1 MBA」というビジョンを実現するため、世界中のビジネスパーソンに向けて学びの機会を提供しています。これまでに中国、シンガポール、タイ、米国、ベルギー、フィリピンといった地域に拠点を確立し、グローバルリーダー育成に努めてきました。
現地責任者の声
新たに設立されたGLOBIS Indonesiaの現地責任者には、グロービス経営大学院の英語MBAプログラムを卒業した難波尚子が就任しました。彼女は、2019年から同プログラムの事務局で入学希望者への支援に携わり、自らも2020年に同プログラムを修了しています。難波は、「グロービスでの学びが人生やキャリアを豊かにしている」と信じ、現地のコミュニティやステークホルダーと連携しながら、高品質の学びを提供することに全力を尽くすと述べています。
結論
グロービスがインドネシアに新たな教育拠点を設立することで、同国におけるビジネスリーダー育成の重要な役割を担うことが確定しました。今後、インドネシアでの学びを通じて、より多くの志が実現されることが期待されます。グロービスは、これからも世界中で創造と変革に挑む志士を育てるための取り組みを続けます。