舞台芸術ハラスメント防止ガイド
2024-05-13 15:00:02
舞台芸術におけるハラスメント防止ガイドブック公開!創造環境を守るための指針
一般社団法人緊急事態舞台芸術ネットワーク[代表理事 野田秀樹(ノダ・マップ)、 池田篤郎(東宝)、 吉田智誉樹(劇団四季)]は、舞台芸術業界におけるハラスメント防止のためのガイドブック「舞台芸術におけるハラスメント防止ガイドブック(ver1.0)」を公開しました。
このガイドブックは、舞台芸術の創作現場におけるハラスメントを防止し、より良い創造環境を築くために作成されました。専門家の助言を受けながら、ネットワーク内のプロジェクトチームが中心となって制作されました。
ガイドブックの内容は、主に興行を企画・立案し、座組を組織する立場にある主催者(プロデューサー、制作者、劇場職員、企画制作会社職員、劇団員など)を対象としています。ハラスメントの基礎知識や防止策、起きてしまった際の対応、創造性を高めるための学び方などが詳しく解説されています。
緊急事態舞台芸術ネットワークは、本ガイドブックを舞台芸術業界におけるハラスメント対策の指針として、広く活用されることを期待しています。また、今後も舞台芸術業界の実態に合わせた内容に更新していく予定です。
緊急事態舞台芸術ネットワークは、2020年2月26日に政府による突然の自粛要請を受けて、舞台芸術業界の損害の実態を把握するため、損害額調査を実施しました。その結果、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による舞台芸術業界の危機的な状況を認識し、緊急的に形成されたネットワークです。2021年9月16日に法人化し、舞台芸術に関わる団体や個人への支援、舞台芸術に関する情報の収集と共有、必要な提言などを通じて、国内の舞台芸術活動の振興を図るための組織として活動しています。
今回のガイドブックの公開は、緊急事態舞台芸術ネットワークが、舞台芸術業界におけるハラスメント問題を深刻に捉え、安全で健全な創造環境の構築に向けて積極的に取り組んでいることを示すものです。今後、本ガイドブックが、舞台芸術業界におけるハラスメント防止の取り組みを促進し、より良い創造環境の構築に貢献していくことが期待されます。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人緊急事態舞台芸術ネットワーク
- 住所
- 東京都港区北青山3-6-7青山パラシオタワー11階
- 電話番号
-
050-1791-4630