TOYOROBOとSIG Service、倉庫管理システムの新たな提携を確定

TOYOROBOとSIG Serviceの業務提携

TOYOROBO株式会社とSIG Service株式会社は、2025年8月14日付で倉庫管理システムの統合ソフトウェアの共同開発に関する業務提携契約を締結しました。この提携により、両社は“すぐ動く・無理なく広げられる”ソフトウェア体験を提供することを目的としています。

業務提携の背景

近年、EC市場が拡大する中で、多品種少量化の進行により、在庫や搬送、実行等の各システムが分断されるケースが増えてきました。その結果、導入や運用における複雑さが増し、現場の効率が求められるようになっています。これに対抗するため、TOYOROBOとSIG Serviceは、業務要件と実機連携を両立させる形で、現場での立ち上げ期間の短縮やピーク波動への迅速な対応、既設資産の活用を通じて新たな基盤の実現を目指しています。

今後のスケジュール

今回の業務提携に基づく新製品の開発に関するスケジュールは以下の通りです。

- 2026年Q1：クローズドβの開始予定
- 2026年下期：一般提供（GA）の予定

これらの日程は現時点の計画に基づいており、変更の可能性もあることをご了承ください。

代表者のコメント

TOYOROBOの代表取締役社長、新井守氏は「物流現場の課題は“個別最適の積み上げ”にあります。我々は標準化された統合基盤を通じ、複数拠点や複数ベンダーの展開を計画通りに進められる体制を提供します」と述べています。さらに、SIG Serviceとの連携を強化し、要件定義から導入・運用までを一貫してサポートし、ビジネススピードに即した意思決定を支援する意向を示しました。

一方、SIG Serviceの代表取締役、張章氏は「我々はWMS領域の業務設計力と豊富な連携実績をもとに、データの整流やマスタ統制、外部システムとの接続をワンストップで提供します。TOYOROBOの実装力との組み合わせにより、短期間での立ち上げとスケール運用の両方を実現し、クライアントの成長に沿った段階的な導入を実現します」とコメントしています。