絵本『だあれ？だあれ？のひなまつり』が話題！今注目の作家の思いとは

絵本『だあれ？だあれ？のひなまつり』が即重版！

3月3日の桃の節句、ひなまつりが近づく中、人気絵本作家のえがしらみちこさんが1月23日に刊行した『だあれ？だあれ？のひなまつり』が大きな話題を呼んでいます。発売後すぐさま重版が決定し、短期間での成功を収めた異例のケースです。この絵本は、子どもたちがひなまつりの行事を楽しく学び、家族全員で楽しむことができるように制作されています。

絵本の制作背景

えがしらみちこさんは、女の子だけに特化したお祝いではない、男の子にも楽しめる内容を意識してこの絵本を制作したと語っています。「娘のおひなさまを飾っているとき、お人形の名前や役割を楽しく学べる絵本があったら素晴らしいと思ったのがきっかけです」とのこと。実際の物語では、男雛に扮した主人公が登場し、女雛や三人官女、五人囃子たちと一緒にお祝いを楽しむシンプルな構成となっています。これにより、子どもが初めてこの伝統行事に触れるときの良き案内役となっています。

絵本の魅力

「だあれ？だあれ？のひなまつり」は、子どもたちが興味を持ちやすいように、簡略化された内容でありながら深みのあるメッセージがあります。ひなまつりの歴史を大切にしつつも、楽しく味わえるストーリーは、親子での読み聞かせにぴったり。この絵本を通して、今まで知らなかったひなまつりの魅力を再発見できるでしょう。

展示情報

さらに、静岡県三島市にある絵本専門店「えほんやさん」では、『だあれ？だあれ？のひなまつり』の原画展が開催中です。えがしらみちこさん独特の柔らかで透明感のある水彩画が展示されており、実際の作品の魅力を間近で堪能できます。この機会にぜひ訪れてみてください。

詳細は絵本専門店のウェブサイトで確認できます。えほんやさん

えがしらみちこさんのプロフィール

1978年、福岡県に生まれたえがしらみちこさんは、熊本大学教育学部を卒業しました。水彩を使った作品が特徴で、数多くの絵本を手がけています。具体的には『あめふりさんぽ』や『たなばたのねがいごと』など、季節に応じた絵本が人気を集めています。また、2018年には子育て中のママやパパのための場として、三島市に絵本専門店「えほんやさん」をオープンし、テキストや雑誌の挿絵も数多く担当しています。これからも彼女の作品から目が離せません。