「54字の物語」新作
2025-12-15 14:08:25
「54字の物語」シリーズ、ついに累計95万部突破!ホラー新作12月26日発売
「54字の物語」シリーズ、累計95万部突破!
株式会社PHP研究所(京都市南区)が手がける「54字の物語」シリーズが、発表からわずか数年で累計95万部を突破しました。この短編小説シリーズは、小中学生を中心に広く支持されており、読書が苦手な子どもたちにも親しまれています。最新作『54字の物語呪』が2025年12月26日に発売されることが決定しており、ますますの人気が予想されています。
54字で表現する短編小説の魅力
「54字の物語」は、その名の通り、40文字の正方形の原稿用紙に50文字を超えない短編のストーリーが収められています。2018年の第1巻の発売以来、特に小学生女子と中学生男子の間で高く評価され、読売新聞による「小中高生が読んだ本ランキング」でもトップ10に名を連ねるなど、その人気は抜群です。
最新号の『54字の物語呪』は、都市伝説や怪談といったホラーのテーマに取り組み、全80編とさらに78編のサブストーリーが収録されています。著者の氏田雄介氏は、「54字の物語」の特性を活かし、特にホラーを強調した作品を作りたかったと述べており、これまでの作品とは一味違った恐怖体験を読者に提供します。
ホラーテーマの新たな挑戦
このシリーズは、リズムよく展開し、数行で恐怖へと繋がるストーリー展開が特徴です。編集者も、このスタイルの緩急がホラーと非常に相性が良いと分析しており、読者には爽快感と恐怖感が同時に楽しめるという新しい体験を提供しています。氏田氏は、「笑いを排除し、恐怖に真正面から向き合った作品になった」と自信を持っています。
各作品の解説ページには、54字ぴったりの「呪物解説」も記載されており、ホラーの背景や物語の世界観を深く理解する手助けをしてくれます。これにより、より多くの読者が作品に没入できる環境が整っています。
54字の文学賞の盛況ぶり
さらに、シリーズ名物の「54字の文学賞」が過去最多の応募を記録しました。先日東京で開催された第14回は、学校やクラス単位での応募が1,316作にも上りました。国語の授業に取り入れられることも多く、様々な媒体で「54字の物語」シリーズの魅力が伝えられています。
子どもたちからは、「友達が勧めてくれたから読み始めた」「自分でも54字の物語を作る楽しさを知った」「初めて小説に興味が湧いた」との感想が寄せられています。このように、作品が読書への興味を引き起こすきっかけになっていることは明白です。
新たな創作への挑戦
さらに今回は「第15回54字の文学賞」を2026年3月25日の締切で開催します。ゲームをテーマにしたオリジナルの作品を募集しているため、お子さんたちにはさらに楽しみながら書く機会が増えそうです。
著者の氏田雄介さんは、短編小説を通じて子どもたちに読書の楽しさを届けており、これからもさらなる作品に期待が寄せられます。今回の新作『54字の物語呪』も、多くの小中学生に新たな体験を提供することでしょう。
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