東京工芸大学のゑ藤隆弘准教授が、日本サインデザイン賞で三賞を受賞
2026年9月8日、東京工芸大学芸術学部のデザイン学科に所属するゑ藤隆弘准教授が、「第60回日本サインデザイン賞」において、金賞、銀賞、銅賞の3つの賞を獲得しました。このコンペティションは1966年に始まり、優れたサインデザインを社会に広めることを目的としています。今回の応募数はなんと282作品、合計2911枚の画像と41点の映像が寄せられました。
受賞作品の詳細
金賞受賞作品:TOPPAN GATEWAY
金賞を受賞した「TOPPAN GATEWAY」は、TOPPANの企業理念を表現したショールームです。作品は、エルヘート凸版法からインスパイアを受けて生まれた「細紋」を基にしたデザインで構成されています。この細紋は、モノクロから5つのコアテクノロジーを示す色彩へと変化し、スペース全体での統一感を生み出しています。この作品は、印刷技術の根源から未来につながるビジュアルアイデンティティを追求したものです。
銀賞受賞作品:Funamoto Dental Clinic
銀賞を獲得した「Funamoto Dental Clinic」は、石川県内灘町に位置する歯科医院のデザインです。自然な風景と連携しながら、やわらかいリズムを感じさせる屋根のデザインが特徴です。視認性を保ちつつ、透過性のあるロゴデザインが採用されており、診察室のサインも細いラインで構成されることで、繊細さを演出しています。この作品もまた、吉泉聡賞を受賞しました。
銅賞受賞作品:TOPPA!!! STUDIO
銅賞を得た「TOPPA!!! STUDIO」は、TOPPANの技術をお客様と結び付ける新たな価値創造の拠点です。サインは、頭文字「T」を基にしたデザインで、発光するロゴやデジタル表現と共に、素材感のあるパンチングメタルを使用して温かみを追求しています。デジタルとリアルが交わる、エネルギーに満ちた空間を意図しています。
受賞への思い
受賞の背景にあるのは、長期間にわたり多くの方々と協力しながら進めてきたプロジェクトです。ゑ藤准教授は受賞について、「評価をいただけてとても嬉しく思います。空間や環境にかかわるグラフィックデザインは、大学の授業でもあまり扱われていない難しい領域です。しかし、このようなデザインはAIの時代においても魅力が増していくと感じています。この面白さを学生たちにも伝えていきたいです。」とコメントしています。
今後の展望
東京工芸大学は、1923年に設立された歴史ある教育機関であり、今年2023年には創立100周年を迎えました。アートとテクノロジーの統合を追求し続け、現代のニーズに応じたデザイン教育を行っています。ゑ藤准教授の今後の活躍にも期待が高まります。詳しくは、
日本サインデザイン賞の公式サイトや、
東京工芸大学のサイトをご覧ください。